撮影日記


2024年03月25日(月) 天気:曇

サクラの開花は平年並み

広島でのサクラの開花宣言が出された。これは「平年並み」とのことである。広島での開花宣言は,中区の「縮景園」にある標準木とされる個体で,5〜6輪が咲いた状態で出される。このとき,いつも観察している西区の「楠木の大雁木」にあるサクラは,まだ開花していなかった。

Kodak DCS Pro 14n, AF Zoom-NIKKOR 28-100mm F3.5-5.6G

それでもかなり色が濃くなったつぼみが多く見られ,開花が近いことはじゅうぶんにうかがえる状態である。
 今日のレンズは,AF Zoom-NIKKOR 28-100mm F3.5-5.6Gである。ニコンの一眼レフカメラ用のレンズは,いくつかのグループに分類できる。オートフォーカス用のレンズとしては,ピントリングを駆動させるモーターをレンズに内蔵した「AF-S」タイプのものと,そうではないタイプのものに大きく2分できる(ピントリング駆動用のモーターをレンズに内蔵したものとしては「AF-S」タイプのほかに,「AF-I」タイプや「F3AF専用」のレンズもあるが,該当する製品の種類が少ないので,ここでは考えないものとする)。また,絞りリングが設けられている「S」タイプや「D」タイプのものと,絞りリングのない「G」タイプのものに分類できる(絞りリングのないレンズとしては「E」タイプというものもあるが,該当する製品の種類が少ないので,ここでは考えないものとする)。絞りリングのない「G」タイプレンズのほとんどは,ピントリングの駆動が「AF-S」タイプのものになっているが,今日のこのレンズは,例の少ない「AF-S」タイプではない「G」タイプレンズである(2024年1月3日の日記を参照)。これは,フィルムカメラのNikon F80のキットレンズとして発売された。キットレンズとして発売されたレンズは中古カメラ店で見かけることが多いものだが,このレンズはキットレンズとしては見かけることが少ない。
 キットレンズとして発売される標準ズームレンズは,小型軽量で安価なものが多い。そのわりには,しっかりと写るものが多いのも,魅力である。そしてこのレンズは,最短撮影距離が0.56mで,いわゆる接写域まで連続的に被写体に接近していけるのがよい。いろいろな場面で,「とりあえず,これ1本」あればなんとかなる,そういうレンズである。その点で見れば,長焦点側が80mmまでであるが1/2倍までの接写もできる,シグマ「ミニズームマクロ」というレンズがもっと適していることになる(2017年9月21日の日記を参照)。しかし,個人的な気分としては,できるだけニッコールという銘のついたレンズを使いたいのである。

Kodak DCS Pro 14n, AF Zoom-NIKKOR 28-100mm F3.5-5.6G

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