撮影日記


2024年03月27日(水) 天気:晴

今年もサクラが開花した

先週は急に冷え込んだ日もあったが,今週になってふたたび穏やかで暖かい日が多くなってきた。「楠木の大雁木」のところにあるサクラも,順調に開花が進んでいるようである。

Kodak DCS Pro 14n, AF Zoom-NIKKOR 28-100mm F3.5-5.6G

川に沿って南北に3本の木が並んでいるが,開花が認められたのは,もっとも南側の1本である。暖かい日が続くらしいので,この調子だと週末には満開になるだろうか。

Kodak DCS Pro 14n, AF Zoom-NIKKOR 28-100mm F3.5-5.6G

まだ少ない花を撮るために,望遠レンズでの接写をしたい。ここしばらくは,AF Zoom-NIKKOR 28-100mm F3.5-5.6Gを持ち歩いている。広角から望遠まで,そしてそこそこの接写まで,一通りのことをこなせるレンズである。画質もそこそこ安定しているように見える。まさに,万能なレンズである。その万能さを活かせるのは,このレンズがコンパクトで,とてつもなく軽量であるためである。たとえばレンズマウント(ボディとの接合部)は,厚い金属の部品で構成されることが一般的だが,このレンズは潔いまでのプラスチック製である。それは,「強度の面で不安がある」「見た目が安っぽい」という問題点をはらんでいるが,「価格が安くなる」「重量が軽くなる」という大きなメリットももたらす。
 また,接写ができるといっても最短撮影距離が0.56mでは,最大の撮影倍率が1/5倍程度である。物足りないといえばそのとおりだが,三脚を使わないのであればせいぜいこの程度の倍率まででじゅうぶんである。

逆に,三脚などでカメラを固定できる場合には,もっと高倍率の接写をしたくなる。そこで今日はもう1本,AF DX Micro-NIKKOR 40mm F2.8Gも用意した。これは,いわゆるAPS-Cサイズの撮像素子をもったデジタル一眼レフカメラ専用のレンズとして発売されているものである。それよりも画面の大きな,ライカ判サイズの撮像素子をもったデジタル一眼レフカメラで使うと四隅がケラレてしまうが,接写域での撮影であればそのケラレの影響をうけないこともある。

Kodak DCS Pro 14n, AF Zoom-NIKKOR 28-100mm F3.5-5.6G

枝にあてがうことでちょうどよい具合にカメラを固定して,しっかりとふくらんできたつぼみを撮ったものである。


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