撮影日記


2010年05月09日(日) 天気:晴

クンシランも咲く

春になって,シュンランが咲き,エビネも咲いた(2010年4月24日の日記を参照)。エビネの花は,もう終わってしまったが,シュンランはまだまだ楽しめそうである。さらに別の植木鉢からは,鮮やかなオレンジ色の花が顔を出してきた。

Nikon D70, AF Micro-NIKKOR 105mm F2.8S

この花は,「クンシラン」とよばれる。また「ラン」か,と思われるかもしれないが,これは「ラン」という名前がついていても,「ラン」の仲間ではない。ヒガンバナの仲間であるとされている。紛らわしい名前だ(笑)。
 「クンシラン」は,花茎が長く伸び,その先に多数の花をつけるものが多いようだが,これはこういう品種なのか,それとも育て方がよくなかったのか(^_^;,花茎がほとんど伸びておらず,葉の間から2つの花がちょこんと顔を出している。まあ,これはこれで可愛らしいから「よし」としよう。
 また,花茎が短いということは,花が風でゆらゆら揺れることがないというわけだ。こういうときには,マクロレンズで遊んでみよう。

Nikon D70, Nikon AMUSING LENSES Macro 120mm F4.5

ひさしぶりに持ちだしたのは,ニコン「おもしろレンズ工房」の「ぐぐっとマクロ」である。もちろん,Nikon D70ではこのようなマニュアルレンズを使うときに露出計がはたらかないので,単体露出計で測光し,マニュアル露出をおこなうことになる。だが,そこはディジタルカメラの利点をフルに活用し,何段階もの段階露光をおこなうのもよいものだ。

Nikon D70, Nikon AMUSING LENSES Macro 120mm F4.5

「ぐぐっとマクロ」の2群3枚のレンズユニットを前の方につけかえれば,さらに近接撮影が可能な「さらにぐぐっとマクロ」となる。ライカ判で使用すれば,最大撮影倍率が1/1.4倍になるのだが,Nikon D70の撮像素子はいわゆるAPS-Cサイズ。したがって,ほぼ等倍までの撮影が可能になる状態だ。ただし「さらにぐぐっとマクロ」の状態のときには,無限遠にはピントはあわない。「ぐぐっとマクロ」の状態であれば,無限遠にもピントがあう。

Nikon D70, Nikon AMUSING LENSES Soft90mm F4.8

「ぐぐっとマクロ」のレンズユニットを分離し,1群2枚構成のレンズとして使えば,ソフトフォーカスの「ふわっとソフト」になる。このレンズは,まさに1粒で2度,いや3度おいしいレンズなのだ。ただ,「クンシラン」には,ソフトフォーカスがいまひとつ似合わないようである。


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