撮影日記


2010年05月11日(火) 天気:雨のち晴

ビックカメラにビックりした

ゴナナの日」の機会にいろいろ試したことで,モノクロ印画紙で撮影すれば,モノクロフィルムよりも「安く」「お手軽」に大判写真を撮影できることがわかった(2010年5月8日の日記を参照)。こうなると,「もっと安く」できないものかと考える。そうなると思いつくのが処理薬の自家調合である(笑)。本来は「よりよい作品のために」追求するべきことなのだろうが,まったく不純な動機で申しわけない。ただ,印画紙で撮影する場合,「ミクロファイン」や「スーパープロドール」などの調合された処理薬を,そこに示された基準通りに使用するわけにはいかないので,「現像できればなんでもいい」と考えることもできるのだ。そこで,「メトール」単薬処理でも試してみようかな,などと思いはじめたのである。
 ところで,広島でこういう薬品が買えるお店はどこがあるだろう?
 まずは「ビックカメラ(ビックカメラ ベスト広島店)」を覗いてみることにした。覗いてビックり。以前は3階にあったフィルムや暗室用品(2008年10月8日の日記を参照)は,1階の隅に追いやられている。フィルムの在庫の少なさには,愕然とする。さらに暗室用品は,まさに無造作に隅っこにつっこまれただけ。どう見ても,「やる気なし」としか思えない。まあ実際に,それくらいの需要しかないのだろう。
 ともあれ,暗室用品がつっこまれた場所をあさってみる。「ナニワカラーキットN」の在庫も見あたらない。ここにくれば買えると思って安心していただけに,残念である。そして,以前はいろいろと在庫があったように思っていた単薬類も,ほとんど姿を消している。在庫に見つけたものは,「亜硫酸ナトリウム」と「結晶ハイポ」だけ。これでは「現像」はできない。「定着」も不十分だ。

ということで,処理薬の自家調合という「泥沼」にはまってしまうという危機を回避することができたのである。ビックカメラの写真用品売り場の惨状にはビックりされられたが,泥沼を回避できたのは,まさにビックカメラさまさまである。

しかし,今後,「ナニワカラーキットN」をどこで買うべしか。いや,ビックカメラのこの状況を見ていると,コレクトールやミクロファインですら,いつまでもここで買えるとはかぎらないぞ。梅田に立ち寄る機会を有効に活用し,ヨドバシカメラで買うようにしなければならないということだろうか。
 なおさら,5月2日に梅田のカメラ店に立ち寄らなかったことが悔やまれるのであった(笑)。


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