撮影日記


2006年12月01日(木) 天気:晴

「三段峡水景色」
展示作品09 蜘蛛淵の滝・9月

2004年5月1日,2日におこなった,「新・広島お気軽写真クラブ 第1回写真展」で展示した写真のうち,「三段峡・水景色」というテーマで展示をおこなったものを紹介している。その9枚目は,この写真である。

Mamiya Universal Press, Mamiya-sekor 100mm F3.5, E100VS

三段峡は,太田川の支流の1つである,柴木川がつくる峡谷である。これを下流側から進んでいくと,途中,葭ケ原の先で道がふた手に分かれる。
 1つの道は,右へ上って行き,柴木川に沿って上流を目指すことになる。そのまま進めば三段滝に到達し,さらに餅ノ木集落を過ぎて,樽床ダムへ至る。前回まではそちらのルートにある,繰糸滝,貴船滝,三ツ滝などを紹介してきた。
 もう1つの道は,そのまままっすぐ進んでいく。左手に沿う川は,田代川である。この道を進むと,やがて猿飛に至る。ここで渡船(有料)に乗って猿飛を通り抜けると,二段滝の前に行くことができる。また,渡船乗り場の手前で右に上っていく道を選ぶと,猿飛を越えて,二段滝の上を見ることができる場所へ行くことができる。そして道をそのまま進んでいくと,田代出合と呼ばれるところで,林道につながる。さらに田代川に沿って上流を目指すと,やがて谷があらわれ道はなくなる。そこから先は「奥三段峡」と呼ばれる峡谷で,そこまでの区間とは違って,遊歩道は整備されていない。
 蜘蛛淵というところまでは,踏み跡が明瞭に残っているので,容易に到達できる。そこで見られる滝が,この滝である。

ここから先にも,いろいろと見どころはあるようだ。だが,私はどうしても,マミヤユニバーサルプレスとそれに見合った三脚を持っていきたいため,この先へ進むことをずっと躊躇しているのである。
 ルートとしては,途中で川を渡る必要もあるらしいので,こういうときこそ,ニコノス様とともに行くのが正解なのかもしれない。


← 前のページ もくじ 次のページ →