撮影日記


2006年11月30日(水) 天気:晴

「三段峡水景色」
展示作品08 三ツ滝・10月

2004年5月1日,2日におこなった,「新・広島お気軽写真クラブ 第1回写真展」で展示した写真のうち,「三段峡・水景色」というテーマで展示をおこなったものを紹介している。その8枚目は,この写真である。

Mamiya Universal Press, Mamiya-sekor 75mm F5.6, EPN

三段峡には,多くの滝や急流などの見どころがある。その中でも,黒淵,猿飛,二段滝,三段滝,三ツ滝は,「五大観」とされ,とくに美しいところとされている。このなかでも,三段峡の最上流部に位置する三ツ滝が,私はもっとも美しいところであると感じている・・・と,繰り返し書いてきたかと思う。三ツ滝は,単に大きいだけではない。周囲の木々のようす,その大きさや近づきやすさなどを含め,いろいろバランスのとれた美しさであると思うのである。

昨日も書いたわけだが,この「五大観」のうち,もっともアクセスが容易なものが,三ツ滝であろう。ほかはいずれも,もっとも近くまでクルマで行ったとしても,そこから30分くらい歩くことになるはずだ。その点,三ツ滝は,クルマで行ける場所から5分くらい歩けば到達できる。ただし,行きはよいよい帰りはコワイ。この道は,急は勾配なので,三ツ滝からクルマを止めたところまで戻るのは,途中で休憩したくなる人もあるかもしれない。
 三ツ滝は,三段滝と違って,そこを目当てに訪れる人は多くないように感じる。また,公共交通機関を利用することもできない。しかし,観光地化された雰囲気も弱く,貴船滝や竜門などの見どころも近くにあるため,お手軽に「三段峡」を楽しんでみたい人には,おすすめできる場所だともいえる。
 樽床ダムからの急な道を下ると,やがて三ツ滝の音が聞こえてくるであろう。そして,木々の向こうに,かすかにその姿が見えてくるはずだ。三ツ滝の正面から見える平らな岩では,お弁当を広げたりしてくつろいでいる人の姿もよく見かける。さらに滝に近づいて撮ることも,おもしろい。

ROLLEIFLEX automat, Carl Zeiss Jena Tessar 7.5cm F3.5, E100VS

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