撮影日記


2003年02月17日(月) 天気:はれ

バースデープレゼント

フィルムの新製品

KODAKから,新しいカラーリバーサルフィルムが発表されている。「E100G」および「E100GX」の2種類である。これらは,現行の「E100S」「E100SW」がそれぞれモデルチェンジしたものである。このフィルムは従来品にくらべて「より微粒子に」「より白のヌケがよく」「より階調再現が広く」なったと謳われている。個人的には,「より白のヌケがよく」という部分に魅力を感じているのだが,実際はどうだろうか。
 なお,「E100GX」は「E100SW」と同様に,やや暖色系のカラーバランスを持つとされている。
 日本国内での発売は2月26日(水)が予定されている(4×5は3月になるとのこと)。今日,いつもお世話になっている某ラボから,「E100G」の試供品をいただいた。1日早いバースデープレゼントだが,さっそく週末にでも使ってみたい。

E100VSとE100G

今回,試供品としていただいたフィルムは,120である。私はふだん,中判は,「E100VS」と「EPN」を適宜使い分けている。この週末には,「E100VS」と「E100G」で同じ被写体を撮影し,比較をしてみたいと考えている。
 さて,問題は被写体である。「E100G」は「白のヌケがよい」「ハイライトに強い」と宣伝されているようなので,まずはこの点について,比較をしてみたいと思う。となると,やはり雪景色を撮ってみたい(我ながら発想が単純だ・・・)。しかし,まだ手ごろな雪景色は残っているだろうか?とりあえず,早朝の聖湖を訪れることを予定してみようと思う。カメラはもちろん,マミヤユニバーサルプレスを使う。ロールフィルムホルダは2つあるので,こういう比較もやりやすいというものだ。
 もし,雪景色がイマイチだったら,帰り道に「黄色とグレーと白」の,可部線車両でテストしてみようかな。「E100VS」と「E100G」で,「黄色」や「グレー」がどれくらい違うか,差が見えればおもしろいかもしれない。

EPNとE100G

私がよく使う「E100VS」と「EPN」は,対極的な性格のフィルムと言えるだろう。「E100VS」は,とにかくこってりと色の出るタイプのフィルムである(だからといって,RVPほど極端ではないと感じる)。逆に,「EPN」はあくまでも地味な発色である。実際には,これが本当の色なのである。さらに,全体に透明感があると感じる。ナチュラルな色とその透明感が好きなのである。
 「E100G」は,「白のヌケがよい」と宣伝されているわけだが,全体的な透明感はどうなのであろうか。これも気になるところである。
 ということで,「E100VS」「E100G」と「EPN」,この3つのフィルムを同時に使用して比較すればいいのだろうが,残念ながらロールフィルムホルダは2つしかない。どうせ試供品をいただけるなら,4×5シートがありがたかったのだが・・・・シグマさん。あ,ラボの名前を明かしちゃった(笑)


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