撮影日記


2001年03月03日(土) 天気:はれ

ふたたび,出張カメラを考える

昨年(2000年)6月17日付けの日記で,「出張カメラ」について書いた。「出張カメラ」とは,仕事で出張に行くとき,仕事の合間などにスナップ撮影などを楽しむために連れて行くカメラのことである。
 個人的に,「出張カメラ」の結論は,「コンパクトな一眼レフ」であり,昨年夏の段階では,「EXA」がこれに該当していた。
 「EXA」は,ウェストレベルファインダーも使え,プリセット式のCarl Zeiss Jena Tessarと組み合わせれば,非常にコンパクトで撮りやすい。しかし,シャッター速度のレンジが狭いという短所もあった。

この年末年始,私は,OLYMPUS C-1400Lというディジタルカメラのコンパクトさ,使いやすさを改めて見直していた。そして,もっと画質のよいディジタルカメラ(Nikon D1とか,FUJI Finepix S1 PROとか)がほしいと思うようになった。それと同時に,「C-1400Lのように,コンパクトで使いやすい一眼レフはないか?」と思った。ディジタルカメラを「出張カメラ」とする考えもあるが,やはり趣味の写真はディジタルでは楽しめそうにない。
 その結論に至ることは,まったく難しいことではない。C-1400Lと共通の「L型デザイン」をもつ,オリンパスの一連の「Lシリーズ」カメラがその対象になるのである。すると,運良く,OLYMPUS L-1とOLYMPUS L-10 PANORAMAが相次いで安価に入手できた。

そして,東京への出張の機会が訪れた。さっそく,OLYMPUS L-1を連れ出すことにする。35-135mmのズームレンズはF4.5-5.6で,やや暗いと感じるかもしれないが,廉価版のズームレンズと大差があるわけではない。L-1は,基本的にはプログラムAEでお手軽に撮るカメラだと思うが,絞り優先AEやマニュアル露出,さらには使いにくいとはいえ,マニュアルフォーカスも完備している。PLフィルタやクローズアップレンズも使い,仕事の合間合間にいろいろと撮ってみたものである。

しかし,出張にはやはりディジタルカメラも持っていくのである。仕事で行くのだから,あとで報告書が必要なのだ。ディジタルカメラで撮った画像を報告書に組みこむことで,伝えたいことが,伝えやすくなることはたいへん多い。


← 前のページ もくじ 次のページ →