撮影日記


2000年12月06日(水) 天気:はれ

ディジタルカメラ日記

最近,ディジタルカメラの性能が,随分よくなったようだ。プロの仕事現場でも,ディジタルカメラが活躍する場面が,かなり多くなっているらしい。また,観光地などでも,ディジタルカメラを持ち歩いている人を見かけることが多くなってきた。
 とくに,「Nikon D1」や「FUJI Finepix S1 Pro」などは,かなり興味を引かれる機種である。

私が,ディジタルカメラを使うようになったのは,一昨年の5月から(1998年5月27日の日記を参照)。最初に買ったものは,35万画素で固定焦点のもので,プリンタ出力して作品にすることができるようなタイプのものではなかった。しかし,ウェブページに画像を掲載するには,十分すぎる性能を持っていた。「カメラ・ミュージアム」に掲載しているカメラやレンズの画像には,その35万画素のディジタルカメラで撮影したものも,まだ含まれている。
 その翌年,市場は「メガピクセル」とよばれる,100万画素級のディジタルカメラが主力になっていた。これだけの解像度があれば,家庭用プリンタでハガキサイズの画像をつくることが十分にできる。このころから,一般向けのディジタルカメラが,「画質」を意識しはじめたと考えている。
 そしてそのころ,一般向けディジタルカメラとしてはじめて「一眼レフ」の光学系を採用した,「OLYMPUS C-1400L」という機種を,中古品ながら格安で入手することができた(1999年4月15日の日記を参照)。

さすがに,メガピクセル級のディジタルカメラなので,画質は格段によくなった。しかし,まだまだ35mmフィルムにすら及ぶものではない。されど,家庭用プリンタで出力するという形で「作品」を狙えるカメラであると,感じたものである。
 しかし,このカメラには,重大な問題があった。欠点としては,いろいろなメディアでたくさん指摘されているので,ここではいちいち言及しない。個人的にもっとも困ったことは,電池寿命である。フィルムカメラとはくらべるまでもなく,それまで使っていた35万画素のディジタルカメラとくらべても,電池がすぐになくなるのである。そのため,せっかくのメガピクセル一眼レフ式ディジタルカメラであるにもかわわらず,屋外の撮影に持ち出すことはほとんどなくなってしまった。

さて,先週末になってようやく,「ニッケル水素(Ni-MH)電池」を購入した。「ニッカド(Ni-Cd)電池」よりも,容量が大きく自然放電も少ないらしい。今週は,フル充電したNi-MH電池を装填して,C-1400Lを持ち歩いているが,電池はまだまだ元気である。Ni-Cd電池とは,かなりの差が感じられる。
 もっと早く,この電池を買っておけばよかったんだと,後悔している。

2000年12月4日
川沿いには,まだ秋の名残がある。
OLYMPUS C-1400L,HQモードで撮影したものを縮小。
2000年12月6日
黄色い葉は落ち,黄色いスピーカーは残る。
OLYMPUS C-1400L,SHQモードで撮影したものを縮小。

<注>
「digital」は,一般には「デジタル」と表記されているが,「JISハンドブック(情報処理)」では「デジタル」ではなく「ディジタル」という表記が用いられているため,ここでは「ディジタル」という表記を用いる。

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