撮影日記


2020年03月15日(日) 天気:曇ときどき晴 風強し

すっきりしたセンサでハナモモを撮る

大きな仕事にひと区切りがついたので,ひさしぶりにゆっくりとカメラをもてあそぶ時間が確保できた。近所にはえているウメの花はすでに終わっているが,ソメイヨシノの開花にはまだ早い。昨秋に植えたチューリップ(2019年11月10日の日記を参照)も,ずいぶんと伸びてきたが,花が咲くにはまだ早い。いまの時期にちょうど咲いているのは,鉢植えにしたハナモモである。このハナモモの開花は,例年,ひな祭りの時期にはすこし間にあわない。

Kodak DCS Pro 14n, AF Micro-NIKKOR 105mm F2.8S

今日の空模様は,晴れたり曇ったりと,落ち着かない。そして,ときおり強い風が吹く。明瞭な日ざしが花にあたっている時間は長くは続かず,強い風が吹いたと思えば,曇ってくる。

Koda DCS Pro 14n, AF Micro-NIKKOR 105mm F2.8S

光の具合が短時間に変化していくため,同じ花を同じ位置で撮っていても,さまざまな表情を楽しむことができる。

Kodak DCS Pro 14n, AF-S DX Micro-NIKKOR 40mm F2.8G

レンズを変えれば,さらに表情が変わる。
 AF-S DX Micro-NIKKOR 40mm F2.8Gは,撮像素子がいわゆるAPS-Cサイズのデジタル一眼レフカメラ専用のレンズである。ライカ判サイズの撮像素子をもつデジタル一眼レフカメラで使用すると四隅がケラレることになるのだが,被写体との距離がおおむね0.4mよりも短い場合は,ケラレの影響が気にならない(2019年8月15日の日記を参照)。一般的な接写用レンズ(いわゆるマクロレンズ)は,「標準マクロ」とよばれるタイプのレンズであっても,焦点距離が55〜60mm程度のものが多く,いわゆる標準レンズよりもやや長めの焦点距離になっている。それに対してこのレンズの焦点距離は40mmであり,いわゆる標準レンズよりも短い。やや広角レンズ気味の写りとなることが期待できるので,もっといろいろな場面で使いこんでみたいものである。

Kodak DCS Pro 14n, AF-S DX Micro-NIKKOR 40mm F2.8G

そして,このような色のグラデーションを楽しみたい被写体を撮るときには,撮像素子に付着したゴミが気になることがあった。先月,撮像素子を清掃していただいた(2020年2月22日の日記を参照)ので,その問題が大幅に低減されている。
 撮像素子がすっきりしたことで,これからいろいろ咲きはじめる春の花を撮る準備ができたわけである。


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