2009年03月17日(火) 天気:晴
普通列車で新潟から広島へ行く(2)
昨日の日記のつづき。
普通列車を乗り継いでどこかへ行くとき,乗り継ぎの待ち時間が短いほど,目的地へ早く着くことができる。しかし,ある程度,乗り継ぎの時間にゆとりがあれば,飲み物や食べ物を買ったり,お土産を物色したりすることができる。
ホーム上,あるいは駅構内で,そのような買い物等がしやすい駅であれば,少し乗り継ぎの時間に余裕がある方が,ありがたい。
そうは言っても,金沢駅での乗り継ぎには,少し文句を言いたい(笑)。
富山10:19発金沢行き普通列車は,金沢に11:15に着く。次に福井まで行ける普通列車は,約1時間後の12:17発で,待ち時間は58分。しかし,わずか11分前の11:04に福井行き普通列車が発車していたのだ。それくらい,なんとかならないものか?そのかわり,金沢駅では,お土産品などを物色する時間が十分に確保できる。
富山10:36発金沢行き臨時快速「ホリデーライナーかなざわ」が金沢に着くのは,11:24。これでも,時間は十分にある。
金沢12:17発の福井行きは,またもや,かつての寝台特急用電車を転用した車両であった。ちなみに,このわずか2分後,12:19には,富山からの次の普通列車が金沢に到着する。ほんとうに,2分くらい,なんとかならないものか?と言いたい。
福井では,敦賀行きに乗り換える。乗り換えの待ち時間は23分。福井では,「冬に食べる水羊羹」が有名らしい。それだけの時間があれば,駅の周辺でお店をさがすことができるだろうと,列車を降りて階段の方へ向かうと,その先のホーム上の売店に「水羊かん」の貼り紙を発見。あっさりと,福井の水羊羹を購入することができた。
福井で乗り換えた敦賀行きの電車は,ここまでに乗ったものとは打って変わって,最近の新しいものである。そのかわり,2両編成。座席はほぼ埋まったが,満席というわけではない。ドア付近には補助席もあり,意外と多くの人が座れるようだ。
ところが,座らずに立っている人もある。
この車両は運転席後部の窓が大きく,前方の視界がよく開けている。そこに立ち,コンパクトディジタルカメラを前方に向けているようだ。
「鉄」な人,乙!である。
敦賀に近づくと,かなり山が険しく感じられるようになる。長いトンネルと抜けた駅やその近くの沿線には,三脚を立てて電車の方にカメラを向けている人の姿がちらほら見られる。
こんなところまで,「鉄」な人,ほんとうに乙!
敦賀から乗り換える列車は,湖西線経由の新快速,姫路行きである。ここからおよそ3時間,距離にして200kmあまり,乗り換えなしに一気に駆け抜けてくれる。このような列車の存在は,ほんとうにありがたい。ただし,途中の停車時間もあまり長くないため,飲み物や食べ物の補充ができないことは要注意。また,念のため,トイレのある車両に乗っておくのが,なにかと好都合だろう。
敦賀から姫路の間では,琵琶湖や瀬戸内海の景色を眺められるように,引き続き進行方向左側に座ることにした。新疋田駅でも,三脚を立てて電車の方にカメラを向けている人の姿がちらほら見られる。乗車した新快速姫路行き,は近江今津で前に車両を増結するが,それを見に行く人もある。
「鉄」な人,乙!
明石を過ぎたあたりで,日没になる。
今朝,新潟県内で雪に降られたのがうそのような晴天になっている。
新潟付近で見た荒れた日本海とは対照的な,静かな瀬戸内海が目の前にある。
走る車内からは,これを撮るのがせいいっぱいだ。
この少し前には,ちょうど明石大橋がシルエットになるいい場所もあったのだが・・・。
画像はすべて,携帯電話機のディジタルカメラ機能による。
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