撮影日記


2023年10月29日(日) 天気:晴

フードフェスティバル

昨日と今日の2日間,広島城およびその周囲で,「ひろしまフードフェスティバル2023」というイベントが開催されている。数多くの屋台が出店し,広島県内および広島県周辺各地の名産品や名物料理などが提供されている。ともかく人が多く,たとえば焼き牡蠣の屋台などは,文字通り長蛇の列ができているなど,たいそうにぎわっていた。
 当然のことながら,こういうイベントでは,1つの屋台で満腹になるようなものを食べてはいけない。少しばかり高くついても,いわゆるコストパフォーマンスが悪くなっても,いろいろなものを少しずつ味わうのが楽しい。そこでイベントの全貌を概観したいのだが,紙の地図などは配布されていない。基本的にWebの公開ページを参照することになる(*1)。現代的であるし,無駄な紙のゴミが発生しないという意味では,よいことだと思う。しかし今日は,ともかく日差しの強い1日であった。このような状況では,スマートフォンの画面が見えにくいこともある。やはり,紙の地図はほしいところである。


いろいろなものを少しずつ食べたいとはいえ,たまにコスパの悪くないと感じる屋台にあたるのも,決して悪いことではない。たとえば「総領こんにゃく」が出品していた,2日間牛筋の出しで煮込んだという「煮込みこんにゃく」は,とても大きいもので,満腹感がある。それでいて,実態はこんにゃくだからお腹に対する罪悪感はほとんどない。一方で,「お好み焼きアカデミー」の提供する「焼きそば」は,暴力的なボリュームがあった。また,変わったところとして「ぺったらぽったら」という,焼きおにぎりに牡蠣あるいはアナゴを載せたような料理をはじめて知った。
 さて,このイベントで意外だったのは,カメラを持ってきている人が多かったことである。名物料理などでいわゆる「インスタ映え」を狙うのであれば,SNSに投稿しやすいスマートフォンを使うのが主流になりそうなところであるが,意外なことに老若男女問わず,そこそこ焦点距離の長そうなズームレンズを装着したカメラをもっているのである。もしかすると,神楽やアイドルのライブなど,ステージでのイベントを撮ろうとする人たちが少なくなかったということだったのだろうか。

*1 フードフェスティバル会場マップ
https://foodfesta.jp/2023_1028_29/map/map.html


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