撮影日記


2023年06月18日(日) 天気:晴

Nikon F4Eのグリップは細い

有効期限が「2005年12月」のカラーネガフィルムが,まだかなり残っている。昨年末からはNikon FG-20,Nikon FMで,先月末からは非Ai方式のニッコールレンズを使えるようにしたNikon F-501で使ってみている。そして今日は,久しぶりにNikon F4を使いたい気分になっている。単3形電池6本を使用する,Nikon F4Eというタイプのものである。

Nikon F4には,Nikon F4のほかに,バッテリーパックが異なるNikon F4SとNikon F4Eとがある。Nikon F4はMB-20というバッテリーパックと組み合わされており,単3形電池4本をグリップ部に収納するようになっている。Nikon F4Sは,MB-21というハイパワーバッテリーパックを使用する。これは,グリップ部に3本,カメラ底部に3本,合計6本の単3形電池を収納するようになっている。Nikon F4Eは,MB-23というマルチパワーバッテリーパックを使用する。これはカメラ底部に6本の単3形電池を収納するようになっており,専用のNi-Cdバッテリーパックを使うこともできる。
 Nikon F4の連写性能は,約4コマ/秒である。それに対してNikon F4SやNikon F4Eの連写性能は,約5.7コマ/秒である。24枚撮りや36枚撮りのフィルムを使っていたのでは,ほんの数秒で撮り切ってしまう性能だ。ふつうに使うのであれば,そこまでの性能は必要ない。しかし,それだけ動作が速いと,撮っていて気持ちよい。そして,Nikon F4のファインダーの見え具合はとてもよい。古くなっても,さすが,ニコンの最高級モデルである。

Nikon F4E, Ai NIKKOR 50mm F1.8S, FUJI 100

Nikon F4Eは,けっしてコンパクトなカメラではないが,実際にカメラを構えると,その大きさをあまり感じない。その理由として,グリップ部が太くないことが考えられる。Nikon F4やNikon F4Sではグリップ部に電池を収納するが,それ対してNikon F4Eはグリップ部に電池を収納しない。それがおもな理由かと思えば,それだけでなく,Nikon F4は発売後にグリップが細く改良されているとのことである。こんな話を聞いてしまうと,グリップが太かった時代のMB-20と改良されて細くなったMB-20とを入手し,実際にどれくらい感触が異なるのか,確認したくなってしまう。


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