撮影日記


2017年04月21日(金) 天気:晴れ

「球根ガチャ」 レア品種出現!

昨年秋に植えたチューリップは,販売店での事故によってさまざな「色や品種が混ざって」しまったものであった(2016年11月13日の日記を参照)。販売店によると,数は多くないが,八重咲き(花びらがバラのように何重にも重なったもの)やフリンジ咲き(花びらの周囲が大きくギザギザになったもの),ユリ咲き(花びらが細長く尖った形のもの)など,変わった咲き方をする「レア品種」も混ざっているという。どんな花が咲くのかわからない,もしかすると変わった花も見られるかもしれない,というのは,なにが出てくるかわからない「ガチャガチャ」のようなものである。twitterなどで「球根ガチャ」(あるいは「ガチャ球根」)として,話題になっている。
 チューリップは,品種によって開花時期が少しずつ違う。植えた球根は色も品種もわからないから,草丈も開花時期もわからない。今月になってから咲きはじめ,まずは一重の赤色の花が咲き(2017年4月7日の日記を参照),あわせて一重の黄色の花が咲いた。さらに,一重で大輪の桃色の花が咲きはじめ(2017年4月11日の日記を参照),バイカラーのものも咲くようになった(2017年4月16日の日記を参照)。すでに,色で区分すれば何種類もの花が咲いたわけだが,「レア品種」らしいものはなかなか姿をあらわさなかった。
 残念だが,「レア品種」は含まれてなかったのだろうか?
 そう思っていたある日,小ぶりながら,少し変わった感じのつぼみがあることに気がついた。

Kodak DCS Pro 14n, AF Micro-NIKKOR 105mm F2.8S

これは!

Kodak DCS Pro 14n, AF Micro-NIKKOR 105mm F2.8S

八重咲き,キターーーー(゚∀゚)ーーー!

Kodak DCS Pro 14n, AF Micro-NIKKOR 105mm F2.8S

ほんのりと桃色がかった,白い八重咲きの花だ!「球根ガチャ」には,ちゃんと「レア品種」も含まれていたのだ。

つぼみはだんだんと,ふくらんでいく。そして。

Kodak DCS 460, AF Micro-NIKKOR 105mm F2.8S

白かったはずのつぼみは,立派な桃色の花になった。

Kodak DCS 460, AF Micro-NIKKOR 105mm F2.8S

八重咲きの花は,じつに豪華な雰囲気をもっている。ただ,言わなければ,これが「チューリップ」であると,わかってもらえないかもしれない。

Kodak DCS 460, UW-NIKKOR 28mm F3.5

いつものように拡大撮影をすると,もう,なんの花なのかさっぱりわからないものになる(笑)。

ごく一般的な赤い花から咲きはじめ,少しずつ変わった色の花が咲いていく。そして,八重咲きが咲く。開花の順番が,なんとも憎らしい演出になっているではないか。
 八重咲きらしいつぼみは,もう1つある。そのほかに,まだ開花していない,花の色がわからないつぼみもある。このあと,どのような花が咲くのか,「球根ガチャ」は,まだまだ楽しめる。

Kodak DCS 460, AF Micro-NIKKOR 105mm F2.8S

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