撮影日記


2006年11月04日(土) 天気:晴

サンパックといえば
エレクトロニックフラッシュの
メーカーだろ!

和歌山からの帰路,夕方,友人たちとともに大阪の八百冨写真機店に立ち寄った。

まずは,大阪駅中央店である。
 ジャンクコーナーには,商品が豊富に存在していたので,時間をつぶすには最適である。いきなり,ペンタックス「auto110」のジャンクボディを見つけてしまった。また,ミノルタ「SR−7」のジャンク品には少し心が傾いた。電池ボックスに腐食が見られ,低速シャッターが動作しない(粘っているのか,あるいは低速ガバナーが錆びているのか)。この時代の国産一眼レフカメラは,カメラを収集する際には定番ともいえるものだと思うのでぼちぼち入手していきたいと思うところである。しかし,さすがに2000円ではその気にならない。
 ここではそのほかにも,気になる商品がいくつかあった。まずは,ペンタックス「auto110」の交換レンズである。PENTAX-110 24mm F2.8,そう,標準レンズを私は持っていないのである。しかし,3500円という価格は,もう一声がんばっていただきたいものである。ただ,標準レンズだけが売られているケースは珍しい。もしかするとこれは,ジャンクコーナーにあったボディについていたものかもしれない。また,ペンタックス「auto110」用フラッシュが2000円で売られていた。これを見て,先のミノルタ「SR−7」を買う気は,完全に消滅した。
 さらにショーケースを見ていくと,ニコノス用80mm F4レンズが14000円ほどである。また,マミヤZE用の35-105mmズームレンズが4800円である。これらもいずれは入手したいが,気になるものがいろいろありすぎて,結局,なにも買わずに,八百冨写真機店大阪駅中央点を後にした。

さて,私たちは懲りずに,八百冨写真機店ディアモール店にも立ち寄ることにした。
 ところで,このお店では,以前から1本のレンズの存在が気になっていた。小西六のHexar 20cm F3.5という大型のバレルレンズである(2006年9月10日の日記を参照)。このレンズは,まだ売れずに,そこにあった。
 ところで,そのレンズが並べられているショーケースの隅には,110カメラがまとめられている。これまで,あまり気にかけたことのないそのカメラたちであるが,今日は1つのカメラが私を呼んでいた。

このカメラは,サンパック「SP−1000」という。サンパックというと,エレクトロニックフラッシュのメーカーとして,よく知られているだろう。しかし,そこにあるのはカメラである。たしかに,カメラにフラッシュが内蔵されているのは珍しくないのだから,フラッシュのメーカーがカメラを発売してもおかしくないのかもしれない。いっしょにいた友人たちも,「サンパックのカメラというものは,はじめて見た。」という。価格は1300円であり,このクラスのカメラとしては,高いといえる値段がつけられている。しかし,「サンパックのカメラ」というものは,立派なハナシのネタになるはずだ。ネタとしてなら,この価格も許容範囲だろうと考えて,購入することにしたのである。
 もっとも,店員さんによれば,「これ,昔はよく売れたんだよ。」とのことであった。まだまだ,勉強が足りない私たちであった。

なお,明日は明石に立ち寄って,広島に戻る予定だ。


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