撮影日記


2002年01月14日(月・祝) 天気:くもり

妹背の滝はどこだ?

正月休みボケから完全に抜けきらないうちに,早速やってきた3連休。実は,月末に小規模ながら写真展をさせてもらえることになったので,土曜日,日曜日は,モノクロプリントしたり写真の整理をしたりに費やすことになった。
 ということで,年末以後,ほとんど写真を撮っていない状況が続いていた。
 しかし,一度身についた怠けグセは,簡単には抜けないのか,早朝からどこかへ撮影にでかけようという気力も起きない。それは,怠けグセではなく,すっきりしない天気のせいだったのかもしれない。

このままずるずると1日を無駄に過ごすのもマズイと思ったとき,行ってみたい場所があったことを思い出した。
 それは,「妹背の滝」という。大竹方面にあるらしいことだけは知っていたが,道路地図を見ても載っていない。いや,よく見ると載っていた。ただ,その地図では滝を「青」で印刷しているのだが,なぜか「妹背の滝」は「スミ」で印刷してあるので,気がつきにくかったのである。
 地図を見ると,大野ICの近くで,手前に神社があるらしい。近くまで行けばわかるだろう。と,タカをくくってクルマを走らせた。

とりあえず目的とする大野ICまでは,1時間もかからずに到着する。
 さて,このあたりのはずだがと思い,周囲を見渡すが,「妹背の滝」への道を示すような案内表示はどこにも見当たらない。ふと見ると,歩道に鳥居が並んでいる。はあはあ,この裏手だな,と安易に考えて道を曲がった。道は高架道路をくぐって,山に入ってようだった。しかし,滝に近づきそうな気配はない。だんだんと走りづらい道になるが,舗装されているのだからなんとかなるだろうと,さらに前進した。前方の道が広くなっていた。そこは,墓地の入り口だった。

気を取り直して,さきほど安易に曲がった道を,今度は直進することにした。
 すると,神社があった。なんだ,ここの裏手なのか,と裏に回りこむような道路をさらに前進する。道はだんだん山を上がっていくだけだった。これはおかしいとクルマを止め,下を見ると,滝は神社の中を通って行けばよいことが判明したのである。
 神社の入り口まで戻ってみると,鳥居の脇にひっそりと,「名勝 妹背の滝」という石柱が立っていた。


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