撮影日記


2021年04月11日(日) 天気:晴

Kodak DCS 420は接写に好都合

いつも接写ばかりしているので,たまには少し離れた位置でも撮ってみようと思う。

Kodak DCS 460, Ai NIKKOR 135mm F2.8S

Ai NIKKOR 135mm F2.8Sは,以前はよく使っていたこともあるが,さいきんはすっかり出番がなくなっているものである。コンパクトで明るく,キレのよい画像が得られるとはいえ,いまどき135mmくらいの焦点距離は,ズームレンズが余裕でカバーするのである。F2.8という明るさがほしい人でも,じゅうぶんにズームレンズが選択肢にはいる。そして,たいして寄ることができないレンズであるから,いまとなってはなかなか,このレンズでなければならないという場面がないのである。じつに「まじめ」で,性格のよいレンズだとは思うのだけど。

Kodak DCS 460, Nikon Amusement Lens SOFT 90mm F4.8

だから,必ずしも「まじめ」ではないレンズを使いたくなる。
 「ニコンおもしろレンズ工房」に含まれる「ふわっとソフト」は,いうならばニコン純正品として唯一のソフトフォーカスレンズである。簡単に,にじみのある,ふわっとした画像が得られるから,たまに使うと楽しめる。たぶん,頻繁に使っていると,すぐに飽きると思う。

今日は朝から,日ざしが強い。チューリップの花はどんどん開いていき,早く撮らないとことごとく,パッカーン状態になりそうである。
 さて,ワンパターンではあるが,花を撮るときには水をかけたくなるものである。不必要に水をかけることが花を傷めることにつながりかねないので,公共の公園などにある花に対しては故意に水をかけるべきではない(すなおに,雨上がりを待とう)が,自分で植えて育てた花であれば,その点については遠慮の必要はない。

Kodak DCS 460, AF Micro-NIKKOR 105mm F2.8S

接写を楽しんでいると,だんだん気分がノッてくる。被写体との距離がしだいに過激なものになってくると,花びらについた水滴1つだけに着目したくなってくる。すなわち,水滴のなかの世界を覗きこむようになる。

Kodak DCS 460, AF Micro-NIKKOR 105mm F2.8S
Kodak DCS 460, AF Micro-NIKKOR 105mm F2.8S

撮影後にトリミングするくらいなら,はじめから撮像素子の小さなデジタルカメラで撮ってもよいのである。ともあれ今年はこうやって,Kodak DCS 420の出番をつくっていくのだ。

Kodak DCS 420, AF-S DX Micro-NIKKOR 40mm F2.8G

そうするとこんどは,少し離れた状態でも撮りたくなってくる。
 甘いものとしょっぱいものとを交互に食べると,なかなかやめられなくなる経験のある人も多いと思うが,接写と接写ではない撮影も,交互にやっていると,なかなかやめられなくなるものである。ここしばらく,ほどよく使っているせいか,バッテリーのご機嫌も悪くないのである。

Kodak DCS 420, AF-S DX Micro-NIKKOR 40mm F2.8G

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