撮影日記 |
---|
2009年11月30日(月) 天気:晴れ年月日 日時分 時分秒ニコンのAF一眼レフカメラには,裏蓋を交換することで,機能を強化できるようになっているものがあった。そのような裏蓋を使うことで強化される機能としては,オートブラケティング機能やフラッシュ光量の調整など,後の機種によっては標準的に用意されるようなもののほか,インターバルタイマー撮影(一定時間間隔で自動的にレリーズをおこなう)のような特殊な機能も含まれる。もちろん,日付の写しこみも可能である。最初に用意されたのは,F3AFを除いた最初のAF一眼レフカメラ,ニコンF-501用の「マルチデータバックMF-19」というものだ。付加される機能は,各種データの写しこみに加えて,AFトリガー機能(ピントがあうとデータバックからシャッターがレリーズされる),インターバルタイマー機能(一定時間間隔で自動的にレリーズをおこなう)などとなっている(「カメラ総合カタログ vol.85」,1986年)。MF-19はF-301でも使用可能だが,F-301にはAF機能がないため,MF-19の機能のうちAFトリガー機能は利用できない。 その後,AF一眼レフのシリーズ上位機種として発売されたF-801にも,「マルチコントロールバックMF-21」という装置が用意された。付加される機能は各種データ写しこみに加えて,長時間露出機能,オートブラケティング機能(露出を段階的に変化させながら連続撮影する),フォーカスプライオリティ機能(あらかじめマニュアルでピントをセットしたところに被写体が入ったらシャッターがレリーズされる),インターバルタイマー機能となっている(ニコンF-801カタログ,1988年5月25日)。これは,F-801の改良モデルF-801Sでも同様に使用可能である。 これらのマルチコントロールバックやデータバックには,基本的な機能として「日付の写しこみ」が用意されている。画面内に日付が写しこまれていると,あとでアルバムを整理するときなどに便利である。旅行や行事の写真を撮るとき,とくに撮った写真(プリント)だけをだれかにあげるときには,受け取った方としてはいつの写真かわかりやすくてありがたい。日付は「年月日」として写しこむことが多いと思うが,「月日年」,「日月年」という表記も可能である。 ところで,クォーツ式のディジタル時計には,「0秒合わせ」機能が用意されていることが多い。たとえば時報を利用してきっちりと「○時00分00秒」に合わせておけば,より正確な時刻を表示できることになる。ところが,MF-19,MF-21,MF-26には,「0秒合わせ」の機能が用意されていない。つまり,秒単位の時刻は「気にしない」仕様になっているようだ。そのせいか,「年月日」「日時分」という表示は可能でも,「時分秒」という表示はできないようである。 いや,待てよ。 そうはいってもF4やF5は,いずれ入手したいものである。 |
← 前のページ | もくじ | 次のページ → |