撮影日記


2008年07月22日(月) 天気:晴

調子にのって
さらに
ポラロイドカメラを買う

昨日の日記の続き。
 大洲カメラを出た後,別の用を済ませ,ふたたび「ブックオフ広島大手町店の地下売り場」へ向かった。先日訪れた際に保護しなかった,ポラロイド「i-Zone Convertible」を保護するのが目的である。
 この売り場でカメラが置かれている場所の近くには,たとえば電卓であるとかパーソナルコンピュータ等のパーツであるとかの製品がある。そこに,ポラロイド「i-Zone Convertible」はまだ残っていた。ほかにとくにめぼしいものがなければ,それを連れて帰ることにして,今日は奥の方のおもちゃや雑貨を置いてある付近も覗いてみた。そこには,100円のポラロイドカメラがあった。

POLAROID Spirit600 CL

ポラロイド「Spirit600 CL」というカメラだ。カメラには,「MADE IN THE UNITED KINGDOM」と記載がある。漢字で書けば「英國製」。おお,これは舶来品ではないか(笑)。
 ポラロイド600フィルムを使うシリーズであるが,オートフォーカス機構は搭載されていない。そのかわりクローズアップレンズが内蔵されており,60cmまでの近接撮影ができるようになっている。しかし,これがいつごろの製品なのかが,はっきりしない。日本カメラショーの「カメラ総合カタログ」を参照してみるが,この機種の記載が見当たらないのである。似たような機種としては,1992年版(Vol.104, Vol.105)に記載されているポラロイド「600BE」と,1986年版(Vol.86),1987年版(Vol.88, Vol.89)に記載されているポラロイド「645CL」があげられる(Vol.87には,なぜか日本ポラロイド社のページがない)。掲載されている商品写真を見るかぎり,「Spirit600 CL」は「645CL」に似ている。各パーツ等の形がよく似ているし,虹色のラインが入っている点はこの年代に近いことを示しているようにも思われる。しかし,カメラ正面の「Polaroid」のロゴは,むしろ「600BE」の方に近い。ともあれ,この2機種に近い年代のもの,すなわち1990年前後の機種であることは,間違いないだろうと思う。

クローズアップレンズを内蔵

さらにその隣には,フジの「instax mini 7」がやはり100円で売られていた。「instax mini 7」には多くのカラーバリエーションがあるが,これは2004年に発売された「チェキ オレンジ」のようである。たとえば富士フイルムが発表した以下のようなニュースリリースが見つかる(*1)が,これ以外にも限定カラーモデルなどが発売されていたようで,その全貌をつかむのは容易ではないかもしれない。
 さて,店頭にあった「チェキ オレンジ」には単3乾電池4本が装填されたままであり,その場で動作も確認できた。このカメラで使う「インスタックスミニ」フィルムはまだ製造が続けられているようなので,実用になると言えるかもしれない。このカメラがおもしろいのは,レンズが沈胴式になっていることだ。撮影レンズを引き出すことで,電源スイッチがONになる。すると露出計が動作し,測光結果がカメラ上面のLEDの点灯で示される。スイッチをそれに合わせて撮影すれば,適正露光の写真が得られるというもののようだ。

FUJIFILM instax mini 7 「チェキ オレンジ」

200円で2台のインスタントカメラを保護してしまったので,ポラロイド「i-Zone Convertible」を保護するのは中止した。もしかすると,もう「i-Zone Convertible」とは会えなくなるかもしれないが,そうなったらそうなったで,それはしかたない。

*1 「instax mini 7」に関するニュースリリースの例
●2001年10月17日
 「チェキ ポップ」発売
 http://www.fujifilm.co.jp/news_r/nrj834.html
●2003年5月28日
 「チェキ ポップントイ」「チェキ ポップンパステル」発売
 http://www.fujifilm.co.jp/news_r/nrj1072.html
●2004年6月16日
 「チェキ オレンジ」「チェキ ミント」発売
 http://www.fujifilm.co.jp/news_r/nrj1224.html


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