撮影日記


1997年12月14日(日) 天気:はれ

広島県内2番目の大イチョウ
その2

いい天気だ。いろいろあったものも一段落し,久しぶりに撮影にでかけられる状態になった。今日のターゲットは,先日,maruyamaさんに教えていただいた,豊田郡安芸津町三津にある蓮光寺の大イチョウである(1997年12月10日の日記を参照)。もっとも,いまごろ行ったところでどうせ葉はすべて落ちてしてしまっているだろう。今日は場所の確認など,来年に向けての下見といったところだ。
 現地がちょっとわかりにくかったが,実にすばらしい巨木である。来年の楽しみが1つ増えたと思っている。

Nikon FM, AF-NIKKOR 20mm F2.8S, EB

さて,安芸津ならば,国道2号線を通り,竹原を経由した方が早道に思える。しかし,国道2号線はたいがい走り飽きているので,呉を経由して行った。全通後はじめて通ったクレアライン(広島呉道路)はガラ空きで実に快適。お,呉ってこんなに近かった?と思う間もなく呉市内に入る。
 さらに国道185号線をゆっくり走って,およそ1時間半で安芸津に到着。三津という場所は地図で確認していたのだが,肝心の蓮光寺の場所がわからない。大イチョウの案内板くらい出てないのだろうかと周辺をうろうろ走るが,全然わからない。人に聞こうかと思ったが,道を歩く人はおばあちゃんばかり。どうせならオネーチャンに聞きたいね(笑)などと思いながら,安芸津駅へ行ってみる。駅周辺なら,近辺の案内地図くらいあるだろうと思ったからだ。そして,無事に蓮光寺の場所は判明。
 しかし,国道185号線と東広島へ抜ける県道以外は,クルマがやっと通れるような細い道がほとんどである。このまま行って無事に戻れるのだろうかと心細くなりながらゆっくりと進んだ。まあ,距離はたかがしれていたのだが。
 小さなお寺の境内のまんなかにポツンと巨木が立っていた。実に壮観である。予想通り,いまは枯れ木の状態であるが,紅葉の時期には,きっと素晴らしい光景が広がるに違いない。
 通りがかった人に聞いてみると,どうも筒賀の大イチョウより少しだけ紅葉の時期が遅いように思えた。これはうまくいくとかけもちも可能だな。
 しかし,周辺に駐車場がない。駅前に駐車して歩くか,すなおに電車で行くかを考えた方がいいかもしれない。間違っても,住職さんに頼んで境内にクルマをおかせてもらうようなことは絶対にしない。なぜなら,そこにクルマをおくと写真を撮るのにじゃまになるからだ。


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