撮影日記


2024年09月07日(土) 天気:晴

風景写真とは

昨夜,「青春18きっぷ」で,広島から大阪の家に移動した。予定通りに明日(2024年9月8日)は,天満橋にあるOMMビルで開催される「文学フリマ大阪12」へ行く。今日は1日,空いているので,奈良市にある「入江泰吉記念奈良市写真美術館」へ行くことにする。
 まず,朝のうちに京都市内での用事を済ませた。京都市内の移動には,循環系統のバスがなにかと便利である。時間帯によっては,観光客等の乗車が多くて混雑したり,とてつもなく遅れることもあるが,なにかと都合のよいところを通ってくれるのである。今日のバスはそれほど遅れず混雑もなかったが,思ったよりも用事に時間がかかったせいで,京都駅に着いたのは11時になってしまった。奈良駅までは,およそ1時間かかる。
 「入江泰吉記念奈良市写真美術館」は,JRの奈良駅から約3kmである。しかし,地図を見ると,桜井線で1駅の京終駅からだと少し近いようである。京都駅から乗車した快速電車が奈良駅に到着すると,ちょうど桜井線の電車への接続がある。そこで,京終駅から歩いてみることにした。少し近いようであるとはいえ,それでも2km以上はある。さらに,今日もよく晴れて,日ざしも強い。また,「入江泰吉記念奈良市写真美術館」に向かって,道は少しずつのぼっていくようになっている。京終駅から約30分,12時半すぎに到着することができた。結論として,たいへんよい運動になったわけである。

手短かに見学して奈良駅へ戻り,兵庫の「和田岬支線」に乗りに行くつもりだった。しかし,受付のところで「14時から(作家さんによる)ギャラリートークがある」と案内される。今日から『中西敏貴「The New Land」』というあたらしい展示が開催される。たまたまであるが,これは貴重な機会である。当初のもくろみ通りに,もっと早くに京都を出発していたら,とても14時までは待てないと判断したかもしれない。ほどほどに遅く出発し,駅からとぼとぼ歩いたために,ほどよいタイミングで到着できたわけである。

ギャラリートークでは「風景写真とはなにか」という話にもなった。写真の専門学校では「風景写真」というテーマでの実習はないそうで,「花鳥風月の文脈」「人工物の排除」などのような要素があることが興味深かった。
 ゆっくり見学して遅くなったので,「和田岬支線」はまた別の機会に訪れることにしよう。

*1 入江泰吉記念奈良市写真美術館
https://naracmp.jp/QgZ_oVyS/NZT_sFCz


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