撮影日記


2022年07月28日(木) 天気:晴

旧型メディカルニッコールの接続ケーブルをつくる

COVID-19感染症に関して,東京では4万406人の感染があったという報道があった。この状況は,8月上旬にピークを迎えると考えられているようだから,ある程度まで落ち着くのは9月にはいってからのことになるだろうか。

メディカルニッコールの旧型(200mm F5.6)と新型(120mm F4)とを入手した。どちらも電源ユニットや専用のアタッチメントレンズがそろったセットだったが,旧型メディカルニッコールのセットについては,電源ユニットとレンズとを接続するケーブルが欠品していた。これがなければ,レンズに内蔵されたフラッシュを発光させられず,メディカルニッコール本来の使い方ができない(2022年7月19日の日記を参照)。
 旧型メディカルニッコールは新型とは違って,撮影倍率の選択と設定される絞りとが連動していないため,どんな撮影倍率にしても開放絞りを使用でき,自然光であっても問題なく撮影に使用ができる(2022年7月24日の日記を参照)。
 そうは言っても,メディカルニッコール本来の,内蔵フラッシュを使った撮影も試してみたい。そこで,欠品しているもののかわりになるケーブルを作成することにした。

電源ユニットとレンズとを接続するケーブルには,3つのピンがある。出力端子の電圧をはかってみたところ,3つのピンのうち1つは使われていないようで,残りの2つの端子におよそ440Vの電圧がかかっているようであることがわかった。電源ユニットのピンと,レンズ側の同じピンとを接続してみたところ,フラッシュが発光することも確認できた。

露出についても大きな問題はなさそうなので,これらのピンを接続するケーブルをつくることにした。

接続ケーブルのコネクタは,汎用の部品ではないようである。フィルムの外箱を使った適当な枠に電気接点などを入れてグルーガンで埋めみ,コネクタを作成した。ハンダづけの熱でも溶けてしまう素材だが,その熱を利用して位置を微調整できる。ともかくこのケーブルで,Medical-NIKKOR C Auto 200mm F5.6を電源ユニットと接続し,内蔵のフラッシュを発光させることができたのである。

※この電源ユニットからは,約440Vの高電圧が出力されています。誤って接点に触れると,危険です。ここと同じような工作をされる場合は,ご自身の責任においておこなってください。


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