撮影日記


2022年06月29日(水) 天気:晴

今年の梅雨は短かった

昨日,気象庁が「(6月28日に)中国地方は梅雨明けしたとみられる」と発表した。これは,これまででもっとも早い梅雨明けである。今年の梅雨入りは例年よりやや遅い6月14日で,結果としてこれまででもっとも短い梅雨ということになった。

梅雨明けが発表された翌日,よく晴れており,とても暑い。すでに,本格的な夏の雰囲気である。お昼過ぎまでかかった府中市での用事をかたづけて,今年も「オオムラサキの里」へ行ってみることにした。昨年,ここをはじめて訪れたのは,6月25日のことだったから,カレンダー上はほぼ同じ時期ということになる(2021年6月25日の日記を参照)。国道から「オオムラサキの里」までは2.5kmほどで,そんなに遠いものではない。しかしそこへの道はところどころ極めて狭く,見通しの悪いところもある。また,この短い区間で170mほど登ることになり,勾配の急なところもある。幸い,対向車に出会ったことはないが,離合が困難な場所も少なくない道である。

昨年はAF-S Zoom-NIKKOR ED 24-120mm F3.5-5.6Gだけしか用意しておらず,もう少し長めのレンズも使いたいと感じることもあった。そこで今年は,AF Zoom-NIKKOR ED 70-300mm F4-5.6Dも用意した。しかし,放蝶しているエリアは日陰になる部分が多く,チョウが止まる場所も日陰なることが多くて,手持ちで300mmレンズを使うのは厳しい状況である。

Kodak DCS Pro 14n, AF Zoom-NIKKOR ED 70-300mm F4-5.6D

オオムラサキは,その名前が示すように紫色の羽に特徴がある。ただし,深い青紫色を示すのはオスのほうであり,メスは全体に茶色っぽく感じる。それはともかく,羽の色がわかりやすいような都合がよい位置には,なかなかとまってはくれないのであった。

Kodak DCS Pro 14n, AF-S VR Zoom-NIKKOR 24-120mm F3.5-5.6G IF-ED

ここでは例年,6月中旬から7月初めにかけて蛹から羽化し,多くの成虫が見られるようになるとのことである。昨年は羽化の瞬間を見ることはできなかったが,羽化を待つ状態の蛹を多く見ることができた。それに対して今年は,みんなすっかり羽化してしまったようで,まだ羽化していない蛹はみあたらない。

*1 「オオムラサキの里」(府中市観光協会)
https://fuchu-kanko.jp/recommended/recommended-933/


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