撮影日記


2021年09月28日(火) 天気:曇

FUJINON XC 15-45mm F3.5-5.6 OIS PZ

昨日(2021年9月27日),ワクチンの2回目の接種を受けてきた。ファイザー社のワクチンなので,1回目の接種(2021年9月5日)の3週間後ということである。2回目の接種を受けたのは,14時半ころ。それから21時間を経過した,今日の11時半ころから微熱を感じるようになってきた。そして,最高で37.1℃まではあがったものの,28時間を経過した18時半ころには平熱に戻っている。2回目接種後には,副反応として発熱する人が多い。かなりの高熱になる人も少なくないと聞いていたが,わたしは軽くて済んだようだ。なお,1回目のときは,接種した左肩がちょっと痛いだけで,とくに大きな問題はなかった。そして,19時台のニュースでは,2021年9月30日までを期限に各地に発令していた「緊急事態宣言」「まん延防止等重点措置」をすべて解除する方向であることが,報じられていた。原因はよくわからないが,感染者の報告数が減少傾向にあり,医療機関のひっ迫した状況が緩んできたからとのことである。
 ワクチン接種の予約は,取りにくい状況が続いていた。高齢者など優先的な接種対象ではない人の予約は,広島市では2021年7月31日から受け付けるようになっていたものの,なかなか予約がとれる状況ではなかった。大規模接種会場の予約はWebでできるようになっていたが,「20日先」の日でないと予約ができない。2回目接種の人が優先で予約できるようになっているので,予約できる日になったときには,どこもすでに枠が埋まっている状況である。予約対象の日が変わるのは0時なので,0時になった瞬間に予約サイトにアクセスするようにすることを続けて,ようやくNTTクレドホールでの予約ができたのであった。

先週,レンズを1つ,購入した。

FUJINON XC 15-45mm F3.5-5.6 OIS PZ

富士フイルムのいわゆるミラーレスカメラ,「X」シリーズ用レンズ,FUJINON XC 15-45mm F3.5-5.6 OIS PZというものである。Xシリーズ用レンズにはXFシリーズのほかに,廉価モデルのXCシリーズがある。これは,XCシリーズの標準ズームレンズの1つである。
 名称の「PZ」は,パワーズームを意味する。ズームリングを大きく回すことなく,少しひねるだけで,電動で焦点距離がかわるようになっている。これは,写る範囲の微妙な調整が難しいもので,正直なところ使い勝手のよいものではない。ただ,それはじゅうぶんに予想できていたことである。それではなぜ,あえてそんなレンズを選択したのか。それは,電源をオフにした状態では,鏡胴がたいへん短くコンパクトになるからである。いわゆるミラーレスカメラの魅力の1つに,レンズも含めたシステム全体が,一眼レフカメラよりもコンパクトにできる可能性をもつことがある。このように,電源のオン/オフによって伸縮するレンズと組みあわせることで,そのコンパクトであるという魅力が,さらに活かされると考えたものである。

電源をオンにすると,鏡胴が伸びる。

このカメラ,FUJIFILM X-T10を購入したのは,およそ1年前のことになる(2020年10月19日の日記を参照

)。あわせて用意したレンズは,7artisans 25mm F1.8とニコンFマウントレンズを装着するためのマウントアダプタだけで,富士フイルムXシリーズの純正レンズは買っていなかった。それから1年ほどたったいまごろ,ようやく純正レンズを1つ買ったわけである。
 昨日は,ワクチン接種会場へ向かう道すがら,いろいろ試し撮りをしてみた。

FUJIFILM X-T10, FUJINON XC 15-45mm F3.5-5.6 OIS PZ

もっとも広角側の焦点距離15mmにしたときに写る範囲は,ライカ判カメラで23mmレンズを使ったときに相当する。その場合でも,周辺の像の乱れは,気になるようなものではない。

FUJIFILM X-T10, FUJINON XC 15-45mm F3.5-5.6 OIS PZ

あくまでもぱっと見の印象であるが,緑がとくに鮮やかに感じる。このカメラとレンズで得られる,本来の雰囲気はこういうものだと考えてよいのだろうか。

FUJIFILM X-T10, FUJINON XC 15-45mm F3.5-5.6 OIS PZ

最近の標準ズームレンズらしく,とにかくしっかりと解像している感がある。

FUJIFILM X-T10, FUJINON XC 15-45mm F3.5-5.6 OIS PZ

想像通り,パワーズーム機構はどうしても使い勝手がよくないのだが,コンパクトデジタルカメラだと思えば,そう不満にも思わない。

ともあれ,これでようやく,FUJIFILM X-T10の機能をフルに利用できるようになったのである。そして,このカメラのオートフォーカスは,思っていたよりスムースであることを,いまごろになってようやく知ったわけである。


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