撮影日記


2021年03月23日(火) 天気:晴

サクラ,開花する

広島地方気象台は3月11日に,広島市でのサクラの開花宣言をおこなった。平年より16日も早く,全国のほかの地域ににさきがけての発表となった。これは,1953年以降では県内でもっとも早いものであり,全国でも歴代2番目という早さのものであるとのこと。この要因として,今年は2月の気温が高めでサクラの開花に好都合だったことが考えられている。しかし,昨年まで開花宣言に使っていた標本木が弱ってきたので,今年から別の木を使うようになったことの影響が大きいのではないか,という指摘もある(*1)。標本木を変更したことの影響が大きいか小さいかは,来年以降のデータの蓄積によって判断することになるのだろう。
 さて,わたしにとってのサクラの標本木は,「楠木の大雁木」のところに3本並んでいるサクラである。毎年,厳密に開花の状況を観察しているわけではないが,おおむね3月末から4月初旬にかけて見ごろ撮りごろとなる。広島地方気象台が使う標本木が,例年より2週間以上早く開花したというならば,「楠木の大雁木」のサクラの開花も,進行が2週間くらい早まることが期待される。それならば,そろそろ,満開に近づいているのではないだろうか。

FUJIFILM X-T10, TAMRON SP 90mm F2.5

「楠木の大雁木」に並んだサクラの開花は,もっとも下流側の1本が一足早い。その木もまだ,いくつかちらほら開いている花が見られるというくらいの状況であった。開花宣言が出たあと,それほど気温があがらなかったようで,開花はそれほどは進んではいないようである。それでも例年より少しは早く,今週末には満開に近い,見ごろ撮りごろな状態になるのではないかと,期待している。

*1 広島の桜「標本木の変更」で全国トップ? 開花宣言なぜ早かった【こちら編集局です】 (中国新聞 2021年3月12日)
https://www.chugoku-np.co.jp/articles/-/89093


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