撮影日記


2020年08月30日(日) 天気:はれ

超広角レンズで撮る大判写真 井仁の棚田にて

6インチ×10インチ判で撮影するとき,120mmレンズは超広角レンズとして使うことになる。FUJINON SW 120mm F8を使う場合はイメージサークルの大きさがぎりぎりであるが,しっかりと確認すれば四隅がケラレることなく撮影できることがじゅうぶんに確認できた(2020年8月16日の日記を参照)ので,これからしばらくはこのレンズでいろいろと撮っていくことにする。

今日は,安芸太田町(旧・筒賀村)にある「井仁の棚田」を撮ることにする。おそらく9月にはいると刈り入れがはじまるだろうから,一面に稲穂で覆われている状況を撮るならば,いまのうちである。
 ところが,いつものように展望台を訪れてみると,柵が腐蝕しているとのことで立ち入り禁止となっている。

しかたないので,そのすぐ横で撮る。

道端に軽トラックが停められているそばで,作業をしている人の姿が見える。作業を終えて,軽トラックのところへもどってきた。その人がしばらく静止しそうなタイミングをねらって,レリーズした。

FUJINON SW 120mm F8, FUJIBRO WP FM2

今日はよく晴れており,濃い色の青空が広がって,ほどよく雲もある。モノクロ撮影でも赤フィルタをかけて撮れば,そのあたりがはっきり写ることが期待できるが,いま使っているのはフィルムではなく印画紙である。赤い色には,ほとんど感度がない。それでも,雲の姿がじゅうぶんに写ってくれるくらい,よく晴れていたのである。

FUJINON SW 120mm F8, FUJIBRO WP FM2

つぎに,棚田を見下ろせる位置へ移動する。電線が写りこむ影響の少ない場所は,かぎられる。

FUJINON SW 120mm F8, FUJIBRO WP FM2

よく晴れているせいか,ここを訪れる人は少なくなかった。ただ,写真を撮ることが目的で訪れたように見える人は,まだ刈り入れがはじまっていないせいか,目立たなかった。


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