撮影日記


2019年12月15日(日) 天気:晴

なんとなく,夜の浅草を撮った

東京での朝からの仕事は,おかげさまで順調にすすんだ。もしかしたら長引くかもしれないと考え,帰路は広島行き最終の「のぞみ129号」の席を確保しておいたが,それよりもじゅうぶんに早く帰ることができる状態になった。
 そこで,指定券を早い便のものに変更することにした。こういうとき,スマートフォンで変更ができ,座席の位置を自分で指定できるExpress予約は,たいへん便利である。

まず,間に合いそうな便でいちばん早い,18時10分発の「のぞみ57号」に変更をこころみたが,すでに×表示(満席)であった。まあ,発車まであまり時間がなく,広島までの所要時間がとくに短い(3時間50分)便でもあるため,人気が高いのだろう。
 それに続いて,18時13分発の「のぞみ197号」がある。これは,臨時列車の扱いで,所用時間が比較的長い。前の「のぞみ57号」のわずか3分後の発車なのに,広島の到着時刻は23分も遅いのである。比較的,人気のない便のはずだ。ところが,これも×表示であった。これもまあ,発車まであまり時間がないので,満席でもしかたない。
 そのつぎは,18時30分発の「のぞみ123号」がある。これは△表示(残席わずか)である。△表示の場合,座席を自分で選ぶことができない。システムが指定してきた座席は,B席(3人掛けの中央)である。正直なところ,そこは窮屈に感じるので,できればさけたいところだ。しかし,これでもはじめに予定していた19時50分発の最終の「のぞみ129号」よりもずいぶんと早く,帰ることができる。画面を見ながら少し悩んで,変更ボタンを押した。ところが「指定できません」という。どうしたことかとメニューに戻ってみれば,×表示(満席)になっていた。もしかすると,さいごの1席だったのだろうか。そして,少し悩んでいた隙に,ほかの人に買われてしまったのだろう。
 そのつぎは,18時50分発の「のぞみ59号」がある。これは,18時10分発の「のぞみ57号」ほどではないが,所用時間の短い(3時間58分)便だ。さらに,博多行きとしては最終列車となる。これらのことと,ここまでの座席予約状況を鑑みれば,座席が残っている可能性はとても低い。案の定,×表示であった。
 そのつぎは,19時10分発の「のぞみ125号」である。19時50分発の最終列車「のぞみ129号」よりは早く帰ることができるが,広島駅からの乗り換えの都合で,さほど早く帰れるというわけでもない。△表示だったが,少し迷っているうちに,これも×表示になってしまった。どうやら今日の新幹線は,ものすごく混んでいるらしい。
 そのつぎの19時30分発の「のぞみ127号」は〇表示(空席がじゅうぶんにある)だが,もはや帰宅できる時刻はほとんどかわらない。

そこで,作戦を変更する。東京と新大阪の間は,いつも混雑している。しかし,新大阪でぐっと席が空くことが少なくない。そこで,面倒ではあるが,18時40分発の新大阪行き「のぞみ251号」に乗り,東京を18時50分に発車する「のぞみ59号」に新大阪で乗り換えようと考えた。しかそ,「のぞみ251号」にはじゅうぶんに空席があったが,「のぞみ59号」は新大阪から先も,×表示(満席)だったのである。
 そこで,18時50分発の「のぞみ59号」の自由席に並ぶことを決断。「のぞみ129号」の指定券は,自由席特急券に変更して,自由席車両に並びに行った。幸い,1号車にはまだだれも並んでおらず列の先頭となり,A席(3人掛けの窓側)を確保することができた。2人掛けのE席と違って,運がよいと隣のB席には,だれも座らない可能性がある。「のぞみ」の座席は,2人掛け窓側のE席,3人掛け窓側のA席,3人掛け通路側のC席,2人掛け通路側のD席の順に埋まっていき,3人掛け中央のB席はさいごまで残る傾向があるからだ。
 混雑してはいたが,期待通り名古屋まではB席は空席だった。しかし,名古屋からはそこも埋まり,ほぼ満席になった。そして新大阪では多くの人が降りたものの,それ以上の人が乗車してきて,通路もデッキも立ち客で混雑する状況となった。こういう状況ならば,座席を新大阪から先だけでも確保できなかったのは,当然だ。

昨夜も,浅草寺周辺を散歩した。
 今回,用意したカメラはNikon D5000,レンズはAF-S DX Zoom-NIKKOR 18-55mm F3.5-5.6G VRだけである。コンパクトな一眼レフカメラは,なにかと好都合なのである。
 22時頃になっても,雷門周辺には多くの人がいる。そして,その前で記念撮影をしようとしている。ただし,そういう人たちは,あまりうろうろしない。だから,人混みの隙間から,なんとか雷門を見通せる位置を見つけた。ローアングルから撮りたいとき,角度を変えられるチルト液晶を装備してライブビュー撮影のできるNikonD5000は,とても好都合である。

Nikon D5000, AF-S DX Zoom-NIKKOR 18-55mm F3.5-5.6G VR

ただし,ライブビュー撮影のときは,シャッターレリーズボタンを押しこんでから,実際に露光されるまでの時間がかなり長い。それでも,人通りが途切れる瞬間にあうようにシャッターレリーズボタンを押したが,そこに予期せぬ高速移動物体が飛び込んでいたのである。
 ちょうど,おもしろい位置に写りこんでくれた。しかし,あの混雑する歩道を,このスピードで移動するのはいかがなものかと,ちょっと思うのであった。


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