撮影日記


2019年07月02日(火) 天気:曇

フリーペーパーに「RB67」!?

今日は,岡山に用事がある。途中,福山SAに立ち寄ると,フリーペーパーが置かれたラックに,わが目を疑った。
 そこには,「RB67」という,目立つ文字があったのだ。
 RB67といえば,言うまでもない。マミヤから発売されていた,中判一眼レフカメラではないか。それが,なぜ,高速道路のサービスエリアで配布される,フリーペーパーに載っているのだろう?
 最近,写真用フィルム関連製品の値上げや,ラインアップの整理が相次いでいる。それだけ,写真用フィルムの市場は,縮小傾向にある。いやすでに,縮小の極みに達しようとしているはずだ。一方で,フィルムを使った写真にも,一定の注目が集まっているという。そういう人たちが,ついに,中判一眼レフカメラ,それもどちらかといえば重量級のMamiya RB67にも着目するようになったというならば,それはよろこばしいことである。どういう切り口でMamiya RB67が紹介され,どういう切り口でMamiya RB67の魅力が語られているのだろうか。
 フリーペーパーのラックに「RB67」という文字を見かけてから,それを手に取るために数歩近づく間の,ほんの数秒間にそれだけのことを考えていた。近づくと,それだけ細かい文字も見えるようになった。「文化部」という文字が見えたときには,高校や大学の写真部などで,Mamiya RB67が人気が出ているとでもいうのだろうか?とさらに期待が高まる。

だが,さらに近づき,さらに細かい文字も見えるようになったとき,真実を知った。そのフリーペーパーは,マミヤとは関係なかったのである。

エフエムふくやま(レディオBINGO)というラジオ局が発行する,フリーペーパーであった。「レディオ」「BINGO」の「RB」が大きなロゴになっており,いま発行されているものがたまたま「vol. 67」だったのである。


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