撮影日記


2019年02月16日(土) 天気:晴

Nikon D5000にYONGNUO YN 40mm F2.8Nも悪くない

久しぶりに,東京での仕事が発生した。こういうときには,必ずなんらかのカメラを携えていく。時間に余裕があるときはもちろん,時間に余裕がなさそうなときでも,いちおうなにかを用意しておくようにする。今回は,時間にあまり余裕はなさそうだ。だから,用意するカメラは,小型軽量で簡単に操作できることを重視して選びたい。だからといって,コンパクトカメラでは物足りない。

そこで,カメラはNikon D5000を使うことにした。
 問題は,これに装着するレンズだ。
 このカメラには,AF-S DX Zoom-NIKKOR 18-55mm F3.5-5.6G VRがぴったりだ。しかしそれでは,8月に東京を訪れたときと同じなので,芸がない(2018年8月28日の日記を参照)。
 ニッコールレンズで小ささを重視すれば,Ai NIKKOR 50mm F1.8Sもおもしろそうである。東京へ行くのは,あくまでも仕事が目的である。カメラで遊んでいられるのは,夜くらいしかないかもしれない。そう考えれば,F1.8という明るさは,大きな魅力である。だが,Nikon D5000の撮像素子はいわゆるAPS-Cサイズなので,50mmレンズで写せる範囲は,ライカ判カメラに75mmレンズを装着したときに相当する狭いものになる。また,Nikon D5000ではAEも使えない。
 結局,11月に大阪を訪れたときと同じ組みあわせだが,YONGNUO YN 40mm F2.8Nを使うことにした(2018年11月16日の日記を参照)。

Made in Chinaの安価なレンズであるが,ニコンのデジタル一眼レフカメラであれば,(ごく初期の一部を除いて)AEもオートフォーカスも問題なく使える(2018年11月13日の日記を参照)。ニコンの純正レンズとしてはラインアップされていない,40mmという焦点距離も魅力的だ。そしてなによりも,軽い。ズームレンズにくらべると全長も短く,コンパクトである。写る範囲は,ライカ判カメラに60mmレンズを装着したときに相当するものになるので,やや狭いとはいえ,ちょっと長めの標準レンズという感覚で使える。

Nikon D5000, YONGNUO YN 40mm F2.8N

Nikon D5000, YONGNUO YN 40mm F2.8N

Nikon D5000, YONGNUO YN 40mm F2.8N

結局,カメラで遊べたのは,夜遅い時間帯にほんの少しだけである。それでも私にとっては,写真をとりながらのお散歩が,手ごろな気分転換によいのである。

昼間は,仕事関係の手配のために,都内をいろいろと移動した。最終的な仕事場へ向かう途中,早めの昼食を済ます。お店を出ると,なぜかすぐそばに「日本カメラ博物館」「JCIIフォトサロン」があった。あまり時間がないので手短かに,「明治の写真展 華影(はなのかげ)」を鑑賞する(*1)。「華族たちの絵画主義 ピクトリアリズムを追って」とのことで,徳川慶喜氏が撮影した写真(複製)も含まれている。静物写真も風景を撮ったものも,こういうものが「絵になる」とされてきたのだろということが見えてくるような気がした。

*1 明治の写真展「華影」 華族たちの絵画主義 ピクトリアリズムを追って (JCII)
http://www.jcii-cameramuseum.jp/photosalon/photo-exhibition/2019/20190205.html


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