撮影日記


2018年12月01日(土) 天気:晴

紅葉した葉が残っているうちに

12月になったというのに,今日は妙に暖かい。そのせいか,まだ紅葉した葉が残っている木も少なくない。この秋は結局,芸北方面にも宮島などにも,紅葉狩りに出かけることはできなかった。いまのうちに,身近な場所での撮影だけでも,楽しんでおこう。

Nikon D2X, YONGNUO YN 40mm F2.8N

「フイルムカメラとの互換性がありません」というレンズなので,ディジタル一眼レフカメラでも初期のものではなんらかの支障がでるのではないか?という懸念をよそに,Nikon D2Xでも問題なく動作する。FUJI FinePix S2 ProやKodak DCS Pro 14n,Nikon D1でも使えているのだから,このあたりはもう心配する必要はないだろう(2018年10月22日の日記を参照)。

Nikon D2X, YONGNUO YN 40mm F2.8N

描写についても,大きな問題はない。F2.8という,さほど大口径なレンズではないので,ボケ具合もほどほどである。

Nikon D2X, YONGNUO YN 40mm F2.8N

YONGNUO YN 40mm F2.8Nのつぎは,TAMRON SP 90mm F2.5でも楽しんでみよう。
 Nikon D2Xも,マニュアルフォーカス用のレンズを装着したときに,露出計が動作する。装着するレンズの焦点距離や開放F値を入力しておけば,撮影した画像にレンズや絞りの情報が書きこまれるので,あとから見返すときに便利だ。
 ただし,ニコンの純正レンズに焦点距離が「90mm」というものがないせいか,焦点距離の選択肢に「90mm」が用意されていない。しかたないので,「86mm」の「F2.5」として入力しておく。
 「ニコンおもしろレンズ工房」の「ふわっとソフト」は90mm F4.8相当なのだから,使用するレンズの焦点距離の選択肢に「90o」が用意されておくべきだと思うのだが,そこは残念なところである。

Nikon D2X, TAMRON SP 90mm F2.5 (52B)

Nikon D2Xもファインダーは見やすいもので,マニュアルフォーカスのレンズでもピントあわせが容易に感じる。そして,TAMRON SP 90mm F2.5ならではの,とろけるようばボケ具合を楽しめる。惜しいのは,多くの葉に傷みが目立っていること。今年もなかなか涼しくならず,暑さがやわらいだと思ったら急に冷え込むようになったせいだろうか。そしてまだ,例年以上に暖かくなっているのだから,今年の天候はよくわからない。

Nikon D2X, TAMRON SP 90mm F2.5 (52B)

ともあれ,このように接写を中心におこなうのであれば,わざわざ遠くの名所に出かけて撮る必要など,まったくないのである。むしろ,できるだけ身近な場所で撮るのがよい。
 天気予報によれば,来週末は冷え込むようになるとのこと。残っている紅葉を楽しめるのも,あとわずかだ。


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