撮影日記


2018年09月11日(火) 天気:晴ときどき曇

REPROMASTER 135mm F8は
「四つ切1/2」の撮影に使えるのか?

西ドイツ製のREPROMASTER 135mm F8というレンズは,「四つ切1/2」判の撮影に使えるだろうか?(2018年9月10日の日記を参照)
 カメラに装着して,屋外に向けた。
 ピントグラスを見れば,四隅ではそれなりに暗くなっているものの,いちおう画像が写っているように見える。
 レンズボードをめいっぱい手前に寄せれば,100mくらい離れた被写体にもピントがあっているように見える。
 ベース部の先端が,視野にかかることもないようだ。

あとは,実際に撮って,その結果を確認する。

最近は,朝晩が少々冷え込むようになり,雨天や曇天の日も多い。7月から8月ころの強い日ざしは,すっかり見られなくなった。露出計ではかってみると,1段分ほど露光を伸ばしたほうがよさそうだ。すると,F22でシャッター速度は2秒くらいになる。これならば,シャッターユニットを利用しなくてもなんとかなる。レンズキャップで開閉すれば,じゅうぶんだ。

レンズを開放の状態にしておき,ピントグラスを覗いて構図やピントを整える。
 カメラからレンズをはずして絞りを設定(今日はF22)し,カメラにとりつける。
 そして,レンズにキャップをかぶせる。
 つぎに,フィルムホルダの引き蓋を抜く。
 レンズのキャップをはずして,露光する。露光が終了したら,ふたたびキャップをかぶせる。
 フィルムホルダの引き蓋をもどせば,撮影完了だ。

いつものように,1:1に希釈したミクロファインで現像する。あらわれた像から,まっ白な部分がなくなるくらいのタイミングで現像を終了する。

定着液に浸し,しばらくしてから明かりをつけた。残念だが,四隅がケラレている。イメージサークルが,足りていない。
 同じレンズであればイメージサークルは,絞り込むほど,被写体との距離が近いほど,大きくなる。
 REPROMASTER 135mm F8は,引き伸ばし用レンズであるならば,被写体との距離が近い状態で使うことが前提のレンズということになる。そういう距離であれば,11×14判もカバーできるのかもしれない。だが,ふつうの撮影条件の距離では,「四つ切1/2」サイズですらカバーできないということのようである。

OKUHARA Camera, REPROMASTER 135mm F8, FUJIBRO WP FM2

残念だが,REPROMASTER 135mm F8を「四つ切1/2」の撮影に使うことは,あきらめよう。もしも使えたならば,超広角レンズとしていろいろなものを撮ってみたかったのだが。


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