撮影日記


2018年07月22日(日) 天気:晴

可部線は元気です

7月6日の大雨の影響で,広島周辺のJR在来線は,線路が土砂に埋もれたり,路盤や橋梁が流失したり,電気設備が浸水したりするなど大きな影響を受けた。その結果,大雨の翌日以降,広島周辺のJR在来線の多くが,運転できない状況になっている。広島県内に関係する区間としては,呉線と芸備線の全線,福塩線の非電化区間,木次線の広島県内部分を含む区間などが運転されていない。また,山陽本線も,三原駅と海田市駅との間の区間が運転されていない。
 広島県内では,たまたま,可部線だけが全線でほぼ通常通りに運転されている。しかも今月中は,土曜日,日曜日も平日ダイヤで運転するとのことだ。だから,久しぶりにフィルムで撮りたくなった。

ただし,ディジタルカメラも併用する。

三滝駅と安芸長束駅との間は,太田川放水路に沿って,その西側を通っている。だから,朝のうちの光線が都合よい。

Kodak DCS Pro 14n, AF-S VR Zoom-NIKKOR 24-120mm F3.5-5.6G IF-ED

それでもここは,日陰のない土手の上。朝からすでに日ざしは強く,今日も暑い日になりそうである。

可部線の,横川駅と安芸長束駅との間の区間は,ルートが過去に2回変更されている。

Kodak DCS Pro 14n, AF-S VR Zoom-NIKKOR 24-120mm F3.5-5.6G IF-ED

ここは,1962年に太田川放水路の完成にともなって付け替えられた区間になる。それ以前の線路は,太田川放水路の東側を通っていた。

Kodak DCS Pro 14n, AF-S VR Zoom-NIKKOR 24-120mm F3.5-5.6G IF-ED

線路は川を渡って,安芸長束駅に向かっていた。現在の新庄踏切付近より少し先(安芸長束駅寄り,この画像では右の奥になる)のところまでがあたらしく付け替えられた区間になり,そこから先が以前からのルートとなる。

Kodak DCS Pro 14n, AF-S VR Zoom-NIKKOR 24-120mm F3.5-5.6G IF-ED

この踏み切りは,線路の向こう側(西側)へ行くための主要なルートである。前後に信号機もあり,朝夕は混雑しやすい場所である。そのせいか,警報機が鳴り遮断棒が降りはじめても,そこを強行突破するクルマがあるようだ。このクルマはそのまま通り過ぎることができたが,遮断棒を折るようなことがあるとそのあとの列車の運行に遅れが生じる。
 無理は横断は,やめていただきたいものだ。


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