撮影日記


2018年06月11日(月) 天気:雨

気になるコニカの40mm F1.8

コニカの一眼レフカメラは,大きく2つのシリーズにわけられる(2018年1月1日の日記を参照)。そのうち,後期のARシリーズともよばれるシステムに用意された交換レンズのうち,HEXANON AR 40mm F1.8というものを入手した。

私は,日本カメラショー「カメラ総合カタログ」に掲載された,すべてのメーカーのカメラを一通り体験したいと考えている。一眼レフカメラを発売しているメーカーについては,廉価版のモデルでよいから,一眼レフカメラも体験しておきたい。
 コニカの一眼レフカメラも当然ながらその対象であるが,実際に入手できたのはようやく昨年になってからのことであった。コニカの一眼レフカメラのうち,とくにARシリーズとよばれるものは,決して珍しいものではない。中古カメラ店に行けば,ショーウィンドウ内でもジャンクコーナーでも,よく見かけるものである。そして,手ごろな値付けがされている場合が多い。
 コニカの一眼レフカメラの入手が遅くなった理由としては,あまり珍しいものではないから,無理に入手しようと思わなかったことがある。また,ARシリーズのカメラはおもにシャッター速度優先AE機である。個人的には,シャッター速度優先AE機になじんでいないので,積極的に使おうという気分になりにくいのも,入手が遅くなった理由としてあげることができる。さらに理由としてあげられるものは,レンズへのこだわりである。
 コニカARシリーズの交換レンズで,もっとも気になる存在は,HEXANON AR 40mm F1.8というものだ。標準レンズとされるものは50mmくらいであり,交換レンズとして35mmの広角レンズが用意されるケースが多い。個人的には6×9判での100mmレンズに慣れていることもあり,ライカ判でもそれに近い範囲が写る43mmという焦点距離が気になるのである。だから,ニッコールの43-86mm F3.5というズームレンズやヤシカ/京セラのTessar T* 45mm F2.8というレンズも気になっていた。コニカのHEXANON AR 40mm F1.8は少々焦点距離が短いがF1.8という明るさも魅力である。
 だから,コニカARシリーズのカメラを入手するならば,ぜひともHEXANON AR 40mm F1.8とセットで購入したいと考えていた。すると,微妙に敷居が高くなる。セットでは,一気に数が少なくなる。ばら売りされている場合,HEXANON AR 40mm F1.8がお手頃な価格だなと思ったときにはお手頃なボディが売られておらず,レンズにやや強気な価格がついているときにはお手頃なボディがある,という具合だ。
 とりあえず,ボディと50mmレンズだけでも入手してしまおう,と割り切ったのが,昨年のことだった。

そしてようやく,HEXANON AR 40mm F1.8を入手することができたのである。
 コニカのARシステムには,ほかにも気になるレンズがあるが,いちおうここまでで満足することにしようと思う。


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