撮影日記


2018年06月10日(日) 天気:雨

サンのズームレンズ

今日の仕事場は,新大阪駅の近くであった。仕事が終わればそのまま新幹線で広島へもどればよいのだが,手土産を買うために,いつものように梅田へ寄り道をする。梅田へ寄ったなら,性懲りもなくまた八百富写真機店にも,立ち寄ってしまう。
 八百富写真機店は,つい一昨日にも立ち寄って,CIMKOのズームレンズを救出してきたばかりである。だからもう,おもしろそうなものは残っていないはずだ。それにもかかわらず,おもしろそうなものを見つけてしまう。それは,いかにも古そうなデザインのズームレンズだ。

サンのズームレンズ,85-210mm F4.5 (YS-85)というものを救出してしまった。
 昨日あるいは今日,あらたに補充されたものなのか?それとも,一昨日に見落としていたものなのか?そのあたりは,わからない。マウントは,ニコンFマウント(非Ai)なので,試し撮りもおこないやすいだろう。

日本カメラショー「カメラ総合カタログ」では,vol.35(1969年)には掲載されておらず,vol.38(1970年)から掲載が見られる。また,vol.46(1973年)にはまだ掲載されているが,vol.50(1974年)には掲載がない。このスペックのレンズは,望遠ズームレンズとして一般的なものだが,製品としての寿命は案外と短かったようだ。ともあれ,一昨日のCIMKO MT 80-200mm F4.5 (2018年6月8日の日記を参照)や,先月のKIRON 28-210mm F3.8-5.6(2018年5月11日の日記を参照)にくらべると古いレンズである。
 昔,友人が使っていた望遠レンズに,サンのズームレンズがあったように思う。それで撮った像は,正直なところ,すっきりしないものであった。ファインダーを覗いても,きれいに撮れそうな気がしないレンズであった。
 サンのレンズは,実際に少々残念な性能だったのだろうか,それとも当時の自分たちがあまりにヘタクソだったのだろうか。救出したレンズは,そのときのレンズと同じ機種ではないかもしれない。ただ,実際にサンのズームレンズを使うことで,そのあたりが検証できるかもしれない。


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