撮影日記


2018年03月12日(月) 天気:晴れ

古い街並み あたらしいランドマーク

昨日のうちに用事が片付かなかったため,今日はお休みをとってその対応をすることにした。すきまの時間を利用して,今日は阿倍野区内を歩くことにする。

FUJI FinePix S2 Pro, AF Zoom-NIKKOR 28-80mm F3.5-5.6D

北畠公園という,小さな公園がある。ここには南北朝時代の武将,北畠顕家氏の墓とされるものがある。ただし,これは後世の創作にもとづくもので,史実とは異なるとのこと。今日もよく晴れて,日なたにいるとすいぶん暖かく感じるが,サクラの花は,まだまったく見えない。しかし,「あべのハルカス」はここからでもよく見える。

FUJI FinePix S2 Pro, AF Zoom-NIKKOR 28-80mm F3.5-5.6D

この界隈は,いわゆる高級住宅地と目される状況である。あべの筋という幹線道路沿いにはさまざまな店舗なども見られるが,たとえば少し北上した阿倍王子神社の裏のほう(あべの筋の西のほう)は静かな住宅地となっており,古くからの建物も残っている。

FUJI FinePix S2 Pro, AF Zoom-NIKKOR 28-80mm F3.5-5.6D

ここからさらに西へだらだら歩いていくと,阪堺電車の東天下茶屋駅に到達する。私は「鉄」ではないが,路面電車というものは(このあたりでは専用軌道を走行しており,路面を走行しているわけではないが)絵になるものだと思っているので,どうしても撮りたくなる。

FUJI FinePix S2 Pro, AF Zoom-NIKKOR 28-80mm F3.5-5.6D

電車が通り過ぎた向こうには,「玉突」と書かれた建物があった。「玉突」とは,すなわちビリヤードである。詳しくは知らないが,ビリヤード場そのものも古い流行と思う。そのうえ表記が「ビリヤード」ではなく「玉突」だ。よく見れば,横の看板には小さく「ビリヤード」という文字も併記されているが,メインとなる文字はあくまでも「玉突」である。ここがにぎわっていたのは,いつごろのことだったのだろう。

FUJI FinePix S2 Pro, AF Zoom-NIKKOR 28-80mm F3.5-5.6D

阪堺電車と「あべのハルカス」が同時に見える場所を求めて,北へ向かって歩く。そして,松虫通を横切る踏み切りのところで電車を待つことにした。ちょうど,天王寺駅前方面からの電車が,1つ手前の松虫駅に停車しているのが見える。松虫駅から電車が動き出すと,踏み切りの警報機が鳴りはじめるようだ。

FUJI FinePix S2 Pro, AF Zoom-NIKKOR 28-80mm F3.5-5.6D

今日はよく晴れているので,ここでしばらく撮っていたい気分だ。最近,阪堺電車にも導入された超低床車両「堺トラム」をまだ見たことがない。しばらく待っていれば,「堺トラム」を撮るチャンスもあるだろうが,あくまでも今日は別に用事がある。いつまでもここで,時間をつぶしているわけにはいかない。

FUJI FinePix S2 Pro, AF Zoom-NIKKOR 28-80mm F3.5-5.6D

用事のある場所へ向かう途中,あべの筋沿いにカメラ店があることに気がついた。見るからに,昔ながらのカメラ店である。表のショーウィンドウを眺めると,それなりに楽しそうなカメラが並んでいる。しかしその大半に,値札がついていない。いつか時間に余裕があるときに,ゆっくりと訪れてみたいものだ。
 あたらしい光景と古い光景が混在する阿倍野区は,うろうろするのが楽しくなる場所である。

FUJI FinePix S2 Pro, AF Zoom-NIKKOR 28-80mm F3.5-5.6D

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