撮影日記


2018年02月10日(土) 天気:雨のち曇

今年は雪の日が多い

関東など東日本方面の人と話していると,「広島」は瀬戸内海式気候で温暖な地域だと思っている人が多いように感じる。しかし,雪があまり降らず,温暖なイメージにぴったりあうのは,瀬戸内海の島しょ部だけだと考えるほうがよいだろう。少なくとも広島市内では,低地であっても,冬に雪が降ることは珍しくない。もっとも,広島市内の低地に雪がそれなりに積もることは,年に数回あるかどうかである。
 広島市付近の地形を大ざっぱに眺めると,南側が急斜面の山が北から迫っていることがわかる。そのため,日本海側への分水嶺は,かなり瀬戸内海側に近いところにある。その分水嶺から先は,山陰地方ほどではないものの,よく雪が降るし,よく雪が積もる。

SAMSUNG KENOX 140ip (Schneider VARIOPLAN 38-140mm), Konica 100

これは先月,北広島町に所用あって訪れたときに撮ったものである。このあたりまで,とくに道路が混雑などしていなければ,広島市内の低地からクルマで1時間もかからない。このあたりの標高は300mを越えているので,私が住んでいる広島市内の低地とは300mほどの標高差がある。また,途中に標高400mを越える峠があり,その南側では一気に200m以上のぼるようになっている。その峠が分水嶺になっており,南側(瀬戸内海側)が急斜面である一方,北側(日本海側…といっても,日本海までずいぶんと距離がある)は比較的緩斜面であることをご理解いただけるだろうか。

SAMSUNG KENOX 140ip (Schneider VARIOPLAN 38-140mm), Konica 100

雪の多い地域にお住いの人にとっては,雪は困った存在に感じる人が多いかと思う。このくらいの雪でも,私にとっては珍しいことなので,ついうれしがって,いろいろ撮ってしまうのであった。

SAMSUNG KENOX 140ip (Schneider VARIOPLAN 38-140mm), Konica 100

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