撮影日記


2017年09月04日(月) 天気:曇

ヤマボウシの実に秋の気配を感じる

ヤマボウシは,公園に植えられたものあるいは街路樹として見かけることの多い樹木の1つである。その実は甘く,食用になるらしいが,実際に食べてみたことはない。公園に植えられているヤマボウシの実を勝手に採集して利用するわけにもいかないし,だからといってお店で売られるような性格のものでもない。それなりに大きくなる樹木なので,じゅうぶんな広さの庭などがなければ,自宅に植えることも難しい。身近でよく見かけるものの,個人的には実際にはかなり縁遠い存在である。
 昨日,近所の公園でヤマボウシの実が色づきはじめているのを見つけた。

OLYMPUS E-300, ZUIKO DIGITAL 14-45mm F3.5-5.6, -1.7EV

サルスベリも,実がずいぶんと目立つようになってきた。赤い花はまだ残っているが,見ごろもそろそろ末期だろう。

OLYMPUS E-300, ZUIKO DIGITAL 14-45mm F3.5-5.6, -1.3EV

アサガオも毎朝,花を咲かせているが,ずいぶんと弱ってきた印象だ。

OLYMPUS E-300, ZUIKO DIGITAL 14-45mm F3.5-5.6, -1.7EV

私が入手したOLYMUS E-300は,やはり露出がハイキー傾向にあるようで,マイナスの露出補正を与えることで私好みの画像に近づく。
 レンズは素性がよいようで,廉価版標準ズームレンズであるが開放時のボケは素直で,描写も均質に感じる。
 しかしながら,このディジタルカメラのファインダーは,やはり許しがたいものがある。マニュアルフォーカスでピントをあわせるには,そうとうな熟練とこの機種への慣れが必要だろう。まあ,ピントあわせはオートフォーカスを信頼するという逃げ道がある。
 どうしようもないのは,視野の狭さだ。
 ファインダーを覗く角度が少しずれると,視野の一部が見えなくなる。それを気にせず使うと,ずいぶんと片方に寄った範囲が写るように感じてしまう。シャッターレリーズボタンを半押しにしてオートフォーカスを動作させたときに,中央に赤いインジケータが光る。そこが視野の中央であることを強く意識しないと,構図が大きくずれることになる。
 OLYMPUS E-300は,シリーズのラインアップとしてはいわゆるエントリーモデルにあたるはずだ。誰にも簡単に操作できることがとくに強く望まれる位置づけのはずだが,ここまで癖が強いといわゆる初心者層には使いこなせないのではないだろうか。

OLYMPUS E-300, ZUIKO DIGITAL 14-45mm F3.5-5.6, -1.3EV

前にも書いたが,レンズなどの性能がじゅうぶんなものであるだけに,このファインダーがきわだって酷いものに感じられてしまうのである。少々,青空の色が不自然にどぎつく感じられるものの,「おいしい」画像が得られるにもかかわらず,使い勝手があまりに「おしい」機種である。


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