撮影日記


2017年07月14日(金) 天気:晴

やっぱり印刷が濃い

先週,オンデマンド印刷を発注した冊子が納品された。1つは,「2016年の撮影日記」からFUJIX DS-505AとKodak DCS 460の復活に関する記事だけを選んで冊子にしたもの(2017年7月5日の日記を参照)である。

前回(2017年6月23日の日記を参照)発注した144頁の冊子「1997年の撮影日記」では,背の大きさや位置がずれているなど,製本があまり精密ではないという印象を受けたものである。今回は32頁だけなので中綴じにしたこともあり,製本の精度がよくなくても違和感がないような表紙にした。だから,表紙の写真や文字の配置には,大きな問題はない。
 しかし,やはり印刷が濃いのである。
 表紙に掲載した黒いボディのカメラが,べたっとした印象になってしまっている。

同時に,「1997年の撮影日記」の改訂版も発注した。この版は,実験的な意味ももたせて,一部の画像を明るくしてみた。編集ソフトウェアの画面上では,少々明るすぎるのではないか?と感じるくらいにしているが,それで,ちょうどよいぐあいであった。

上が,初版のもの,下が改訂版のものである。
 ○で囲った部分の,彗星の尾に着目していただきたい。
 下の改訂版のほうでは,彗星の尾が2種類,別の方向に伸びていることがわかる。これは,原版のネガフィルム,それをプリントしたもの,スキャンした画像では,いずれもよくわかるものである。しかし,パソコンの画面上ではほどほどに思われた状態で印刷すると,上の初版の紙面のように,淡い青っぽいほうの尾がきわめて識別しにくくなっている。

ともあれ,淡い色の違いを見せたいときなどは,画像を明るめに設定しておくべきだということは間違いないだろう。
 どの程度,明るくすればよいかは,まだよくわかっていない。しかし,このオンデマンド印刷では,「1冊から」でも注文できる。100冊くらいまとめて印刷を頼んでも,1冊だけの印刷を頼んでも,1冊あたりの印刷の単価は同じである。それならば,まずは1冊だけ印刷を頼み,それをもとに画像の調整をおこなって(ついでに誤字等も見つけ出して修正し),あらためてまとまった冊数を発注するのがよさそうだ。時間がかかるが,それが確実な方法に思われる。


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