撮影日記


2017年07月05日(水) 天気:梅雨前線南下 一時豪雨

「撮影日記」の「薄い本」をつくろう

世の中では,図書館の蔵書等をディジタルデータ化して蓄積しよう,という流れがある。ディジタルデータ化することで,収蔵場所の問題が解決し,通信回線を通じてどこからでも利用できるようになり,検索にも都合よくなる,という肯定的な意見を聞く。一方で,ディジタルデータの記録媒体にトラブルがあると膨大な情報が一気に読めなくなる懸念や,データの記録形式や媒体などの変更で読めなくなる懸念が指摘される。つねにデータのバックアップをつくり,記録形式や媒体の変換をおこなうことで,安全性や可用性が高まるが,そのコストや手間は膨大なものになりかねない。ディジタルデータ化された情報は,その管理者がいかようにも閲覧制限をかけられる。いわゆる焚書も,可能になる。
 蔵書等がディジタルデータ化されると利便性は高まるが,たとえすべての蔵書等がディジタルデータ化されたとしても,紙でつくられた原本は残しておきたいものだ。

個人レベルであれば,大多数の人にとって,所有している印刷物の数などたかがしれている。本棚で数本程度の量ならば,無理にディジタルデータ化する必要もないだろう。むしろ,ディジタルデータを維持することのほうが,苦労しそうである。
 だから,20年以上書きためてきた「撮影日記」を,印刷物にすることにした。1997年の1年分で,144ページにおさまった(2017年6月23日の日記を参照)。つづけて,「1998年の撮影日記」と「2016年の撮影日記」の編集を,並行してすすめている。「1998年の撮影日記」には画像を用意していなかったので少々手間取っているが,「2016年の撮影日記」は画像の用意ができているので,編集が早くすすむ。
 ところで今月半ばには大阪で,FUJIX DS-505AとKodak DCS 460を提供してくださった友人に会う予定がある。FUJIX DS-505AとKodak DCS 460の復活の過程が含まれる「2016年の撮影日記」の印刷を,そのときまでに間にあわせたい。しかし,「2016年の撮影日記」は,ページ数がかなり多くなりそうで,とても編集が間にあいそうにない。
 そこで,抜粋版を作成することにした。ページ数も32ページでおさまり,なんとか間にあわせられそうだ。あとは,表紙をつくるだけ。表紙用にあらためて,Kodak DCS 460とFUJIX DS-505Aを撮影した。

 


← 前のページ もくじ 次のページ →