撮影日記


2016年07月17日(日) 天気:晴

安芸長束駅のホームが伸びた

JR可部線は,山陽本線の横川駅から分岐して,可部駅までを結ぶ路線である。可部線の列車は,すべて広島駅を発着する。工事や事故,災害などの非常時を除いて通常は,横川駅が終着や始発になる列車はない(2015年1月25日の日記を参照)。
 可部線は,横川駅から可部駅まで,全区間が単線になっている。途中,いくつかの駅で,上下列車が交換できるようになっている。日中は20分間隔で運転され,もっぱら三滝駅,古市橋駅,梅林駅で交換する。朝や夕方には,広島駅から途中の緑井駅や梅林駅までの列車も運転され,横川駅ではほぼ10分間隔で運転される時間帯もある。そのようなときには,三滝駅,古市橋駅,梅林駅のほかに,安芸長束駅,下祗園駅,緑井駅でも交換がおこなわれる。

横川駅から緑井駅の間は,さいごに開業した大町駅を除いて,すべてが交換可能な駅になっている。この区間は住宅が密集した地域であり,どの駅もスペースにあまり余裕はないようだが,そのなかでもとくに安芸長束駅はギリギリのスペースで交換設備が設けられているという印象を受ける。ホームもあまり広いものではなく,とくに両端はきわめて狭い。横川方面行きの線路は大きくカーブしており,車両とホームとの隙間がとても広いものになっていた。ホームへ上がるスロープの傾斜も急で狭く,かつ,線路を横断するための踏切もあった。全体に不便で,危険な要素も少なくなかったのである。
 それらを解消するための改良工事が,昨年春頃からすすめられてきた(2015年9月28日の日記を参照)。まず,可部駅方面行き専用のホームがつくられ,従来のホームは横川駅方面行き専用となった。これで,ホームおよび通路の混雑が解消され,踏切を渡る人の数も半減する(2015年11月30日の日記を参照)。
 つづいて,横川駅方面行きの線路が大きくカーブしているのを解消する工事がおこなわれた(2016年2月27日の日記を参照)。これにあわせて,ホームの幅が広げられた。さらに,ホームへあがるスロープの傾斜をゆるやかにするために,ホーム全体が横川駅方面に移動する。ホームを伸ばす工事が進められてきて(2016年5月23日の日記を参照),延長部分のホームが使えるようになった。

FUJI FinePix S2Pro, AF-S VR Zoom-NIKKOR 24-120mm F3.5-5.6G IF-ED

列車の停車位置も,あたらしいホームにあわせて改められることになっている。

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おかげで,眺めやすくなったものである。

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