2016年06月14日(火) 天気：晴
西国街道を西へ歩く
謎の洋館，出現！
今週も，明石市に滞在している。日曜日に仕事があったので，週末は大阪ですごしたが，先週から続けて，明石市に滞在していることになる。
先週，西国街道とされている道を西明石駅付近から東へすこしたどった(2016年6月9日の日記を参照)ので，今朝は西へたどってみた。
西明石駅では山陽本線と山陽新幹線とが斜めに交差しており，山陽本線のホームと山陽新幹線のホームはV字状に接している。西国街道とされる道は，山陽新幹線のホームの下あたりを通っていたらしい。
FUJI CARDIA mini Everyday OP, FUJINON 28mm F4.5, ACROS
国道2号線の南側で山陽新幹線をくぐり，つづいて国道250号線を渡る。しばらくすすむと，三社神社がある。西国街道は国道2号線に沿ってそのまま北西にすすみ，この先で国道2号線を渡るようだ。だが，三社神社の手前にある，国道2号線の下をくぐる道がおもしろそうなので，こちらを通ることにしよう。
FUJI CARDIA mini Everyday OP, FUJINON 28mm F4.5, ACROS
国道2号線の北側に出ると，上ヶ池公園という広い公園がある。これは「かみがいけこうえん」や「うえがいけこうえん」ではなく，「うわがいけこうえん」と読むようだ。難読名としては，見慣れない漢字を使ったものもあるわけだが，このように比較的平易な漢字を使っている場合でも，読み方がいろいろ考えられる場合は，難読化しやすい。ぜひとも，読みがなをつけておいていただきたいものだ(笑)。
早朝とはいえ，夏は日の出が早い。公園には多くの人が集まり，外周でジョギングやウォーキングをしたり，グラウンドで体操をしていたりする。
この公園の片隅には，「花と緑の学習園」という立札があった。
なかに入ってみると，ちょっとした園芸センターというか植物園になっている。咲いているアジサイのところで，一眼レフカメラをかまえている人の姿もある。明後日の木曜日には雨が降るらしいので，ここにはその雨があがったのちの金曜日の朝に出直すことにしよう。
今朝はコンパクトカメラFUJI CARDIA mini Everyday OPしか用意していなので，花よりも公園の水飲み場を撮りたいという事情もある。
FUJI CARDIA mini Everyday OP, FUJINON 28mm F4.5, ACROS
上ヶ池公園の水飲み場は，すべてスプリングが入っているので，水を出しっぱなしにできない。FUJI CARDIA mini Everyday OPは28mmレンズを搭載しているので，腕をせいいっぱい伸ばせば，じゅうぶんに撮ることができる。
上ヶ池公園を出て国道2号線を西にすすむと，小さな神社のような公園のようなところがあった。そこにあった立札によれば，国道2号線の北側に並行する小さな道が，西国街道だったらしい。
西国街道とされる道は，この先で国道2号線と交差し，こんどは南側を沿うようになる。ここも少し狭い道幅が，なんとなく旧街道であることを示しているように感じる。旧街道であることとは直接関係しないが，現役の丸ポストを見ると，少しうれしくなる。
気がつくと，西明石駅へ引き返すよりも，大久保駅まで行ったほうが近いところまで来ていた。そのとき目の前に，妙に立派な洋館があらわれた。
だが，屋根は崩れかけ，壁は割れ，窓は固く閉ざされている。荒れはてて見えるが，由緒ありそうな雰囲気をただよわせている。
「明治天皇大久保御小休所建物」という碑が立っているが，それ以上の説明はない。建物は公開されているどころか，塀の向こうに隔離されているように見える。このまま，朽ち果てるのを待つだけだろうか。いろいろな事情があるのだろうし，維持にも相当な費用がかかるとは思うものの，なんとも惜しい感じがする。
さて，そうこうしているうち，大久保駅は目の前だ。消火栓の蓋には，明石市立天文科学館だけでなく，明石海峡大橋も描かれていた。「明石」といえば，子午線や橋がなによりも有名なのだろうけれど，大久保の古い洋館のような見どころも，ほかにもいろいろあることだろう。
そういう名所？は，きっと全国各地，どこにでもあるはずだ。身近な町を，もっと見直してみよう。
※FUJI CARDIA mini Everyday OP以外の画像は，携帯電話機のディジタルカメラ機能で撮影したもの。
2016年07月01日(金) 天気：晴
この洋館は，「明治天皇大久保御小休所建物」ではなく，大正時代に建てられたものらしい。(*1)
＊１ 大久保町（マチ）界隈のおはなし (松野憲一郎)
→http://www.kobelconet.com/kenyukai/post/pdf/post59_140206.pdf
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撮影日記