撮影日記


2016年04月06日(水) 天気:晴のち雨

サクラふぶきは多重露出で

ここ何日かは,晴れの日があまり続かない。晴れの日と,雨の日とが繰り返される。広島市内でサクラの花を楽しめるのも,今年はあとわずかである。

この付近でのサクラは,川をただよう船とからめて写すと,画面に変化がつくのでおもしろい。

FUJI FinePix S2Pro, AF-S VR Zoom-NIKKOR 24-120mm F3.5-5.6G IF-ED

風が吹くたびに,花びらが1つ,そしてまた1つ,散っていく。そんな背景にも,小舟が浮かんでいる。

FUJI FinePix S2Pro, AF-S VR Zoom-NIKKOR 24-120mm F3.5-5.6G IF-ED

すでに,多くの花びらが散っている。散った花びらは,強い風に吹き寄せられて,雁木の隅に集まる。そして,けなげに咲くタンポポを,引き立ててくれる。

FUJI FinePix S2Pro, AF-S VR Zoom-NIKKOR 24-120mm F3.5-5.6G IF-ED

風が強く吹くたびに,たくさんの花びらが散る。それはまさに,絵に描いたごときの桜吹雪なのだが,それを写し止めることは難しい。なかなかよいタイミングでシャッターレリーズがおこなえないし,大量の花びらが散ったと思っても,写してみると量的にはたいしたことがないように見える。よく見れば,それなりに舞う花びらが写っているのだが,よく見なければわからないようでは,写した意味がない。

FUJI FinePix S2Pro, AF-S VR Zoom-NIKKOR 24-120mm F3.5-5.6G IF-ED

そこで,多重露出を試みることにした。FUJI FinePix S2Proでは,多重露出ができることを忘れてはいけない(2015年9月14日の日記を参照)。露出補正を-2.0EVとして,4回ないし5回の露光を重ねることにする。

FUJI FinePix S2Pro, AF-S VR Zoom-NIKKOR 24-120mm F3.5-5.6G IF-ED

いかに速いシャッター速度を使ったところで,この種の多重露出を手持ちでおこなうのは,やはり無理があった。レンズに内蔵された手ブレ補正機能程度では,ブレまくりである。ただ,この方法を使えば,桜吹雪の雰囲気を少しはあらわせそうである。来年はきちんと,三脚を使って撮ってみることにしよう。


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