撮影日記


2016年02月02日(火) 天気:曇のち雨

フィルム1本分くらいは撮れなくちゃ
入れ替えたバッテリーは実用的か?

昨年秋に,FUJI FinePix S2Proを入手した。入手してしばらくは,バッテリーの消耗が非常に激しいと感じていた(2015年9月14日の日記を参照)。たとえば,朝,フルに充電したバッテリーを装填して持ち出しても,その日の夕方にはバッテリーの警告表示が出てしまう。しかしながら,使っているうちに,バッテリーの警告表示がなかなか出ないようになった。最近では,あまりバッテリー消耗が気にならない。もちろん,使用条件などをきちんとそろえて比較したわけではなく,あくまでも体感的なものである。少なくとも,当初はつねにバッテリーの状況を心配しながら使っていたものの,現在はほとんど心配せずに使えるようになっていることは間違いない。その背景にはどういった理由があるのかはわからないが,ある程度使っているほうが,機器もバッテリーも元気になるのだろう。

先月は,FUJIX DS-505AとKodak DCS460のバッテリーを改造した。バッテリーの劣化のために使えなくなっていたこれらのディジタル一眼レフカメラが,バッテリーを改造したことによって,とりあえず使えるようになったのである。しかしながら,使うときにはつねに,バッテリーの消耗を気にしなければならないという状態だった。これらも,使っているうちに多少は,バッテリーを気にせずに済むようになるであろうか。
 では,どれくらい撮影ができれば,「バッテリーを気にせずに済む」と言えるだろうか。
 せめて,朝に充電しておけば,その夜に寝るころまではがんばっていてもらいたい。その間に,どれくらいの撮影ができれば「よし」とするか。なにをどういう状況で撮るかにもよるのだが,せめて36枚撮りフィルム1本分くらいは,使い切りたいものだ。少し余裕を見て,50コマ。これをとりあえずの「合格」ラインだと考えることにしよう。

ということで,土曜日(2016年1月30日)の朝に,Kodak DCS460に充電した。記録メディアは,170MBのPCカード型ハードディスクを使う。これには,26コマの記録が可能だ。
 昨日までの雨がつくった水たまりに,葉を落とした木の姿が反射している。

Kodak DCS460, AF Zoom-NIKKOR 24-50mm F3.3-4.5S

塀の上に並べられた鉢植えの木にも,雨のしずくが残っている。

Kodak DCS460, AF Zoom-NIKKOR 24-50mm F3.3-4.5S

当然ながら,この程度ではまだ,バッテリーの警告は表示されない。
 どんどん,撮っていこう。ここは,安神社(2012年3月3日の日記を参照)である。

Kodak DCS460, AF Zoom-NIKKOR 24-50mm F3.3-4.5S

この「神」の文字のなかには,なぜか赤く塗られた剣がある。

Kodak DCS460, AF Zoom-NIKKOR 24-50mm F3.3-4.5S

手当たり次第に撮っても,まだ13コマである。1つの場面で連写をするようなことでもしなければ,こんなものであろうか。なお,バッテリーは,まだ元気そうである。

そのまま充電しなおさずに,翌日の日曜日(2016年1月31日)にもKodak DCS460を持ち出した。

Kodak DCS460, AF Zoom-NIKKOR 24-50mm F3.3-4.5S

前日とは違って,よく晴れている。

Kodak DCS460, AF Zoom-NIKKOR 24-50mm F3.3-4.5S

Kodak DCS460は,なかなかの解像感を見せてくれるのだが,等倍で見てみると偽色の発生が目立っているようだ。

Kodak DCS460, AF Zoom-NIKKOR 24-50mm F3.3-4.5S

気にならないといえば嘘になるが,実際にこういう状況で鑑賞などに使うことはないだろうから,実用上は問題なしと考えたい。

そして,昨日1日空けて,今日。
 Kodak DCS460のバッテリー残量を示すインジケータは,「3個点灯」「2個点灯」「1個点灯」「1個点滅」の4段階で示される。朝,電源スイッチをONにしてもバッテリーインジケータは「3個点灯」しており,まだ元気なようだ。

ドアが片側に4カ所あるタイプのこの電車は,この春にいよいよ広島周辺から引退となるらしい。

Kodak DCS460, AF Zoom-NIKKOR 24-50mm F3.3-4.5S

車内の天井で回っていた扇風機も,そろそろ見納めになるのか?

Kodak DCS460, AF Zoom-NIKKOR 24-50mm F3.3-4.5S

変わるのは,電車だけではない。安芸長束駅の工事も,ちゃくちゃくと進んでいるようだ。このように大きく曲がっているホームを,できるだけまっすぐに改良しよう,という考えがわかりやすくなってきた。

Kodak DCS460, AF Zoom-NIKKOR 24-50mm F3.3-4.5S

…このように,4日かけて27コマを撮った。最後のほうでは,データの記録時にバッテリーのインジケータが「2個点灯」に減少することも見られるようになってきたが,電源スイッチを入れ直すとインジケータは「3個点灯」になっている。
 連続的に撮影をするのでなければ,1回の充電でフィルム1本分,36コマくらいは撮れそうな手ごたえである。
 これを,今日の結論としておこう。
 うーん,まだまだ,物足りないな。だが,Kodak DCS460で使用するカード型ハードディスクは,170MBのものが2台あるだけだ。記録可能なコマ数は,1台あたり26コマ。しかも,2台のうちの1台は,不良セクタがあるようで20コマくらいしか記録できない。記録メディアの都合もあるので,現状では36コマも撮れればじゅうぶんなのかもしれない。


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