撮影日記


2016年01月28日(木) 天気:曇のち雨

「110 Fukkatsu」を現像する
めざせ,カートリッジ再利用

最近,写真店あるいはカメラ店で,フィルムの売り場はごく小さいものになってしまっている。それでもまだ,ごく限られた種類のものしか在庫がないとしても,写真店あるいはカメラ店に行けば必ず,なんらかのフィルムを購入できるはずだ。しかしながら,127フィルムは,クラシックカメラを専門に扱うようなお店など,ごく限られたお店でしか購入できない。したがって,購入したフィルムに使われていたスプール(軸)はたいせつに保管し,そこに別のフィルムを巻き直して再利用することになる。具体的には,127フィルムより幅の広い120フィルム(これはつねに在庫しているお店も多いはずだ)から,46mm幅のフィルムを切り出して巻き直す。昨日の日記で紹介したような道具をつくっておけば,その作業も少しは楽になる。
 ところで,120フィルムから127フィルム用にフィルムを切り出すと,16mm幅のフィルムが残る。16mm幅のフィルムは,たとえば16mmカメラ用のフィルムや,110カートリッジフィルム用のフィルムとして使える。120フィルムを利用して127フィルムをつくると,その副産物として110カートリッジフィルムが生じるのである。
 私の場合,もともとは逆で,110カートリッジフィルム用のフィルムを切り出したときの副産物として,127フィルムが生じたのであるが(2010年2月19日の日記を参照)。

主目的はどちらであれ,120フィルムを切ることで,同時に127フィルムと110カートリッジフィルムをつくることができるのである。もちろん,127フィルムのスプールや,110カートリッジを確保していることが前提だ。これらは何度も再利用しているうちに,傷んでくることもある。予備などを含めて,ある程度の数を確保しておきたい。だから,「110Fukkatsu」を店頭で見つけたら,買っておくようにしよう(2014年4月12日の日記を参照)。そして,「110Fukkatsu」で撮影したら,カートリッジを壊さないように切り開き,カートリッジを再利用しよう。
 「110Fukkatsu」のカートリッジは,そういうことを考える人のことを配慮してくれているのだろうか。富士フイルムのカートリッジよりも開きやすいと感じた。

そして,いつものように現像。

PENTAX auto 110, PENTAX-110 18mm F2.8, 110Fukkatsu B&W

しかし,現像結果がおかしい。
 どうやら,なぜか捨てなかった使いかけの古い現像液を使ってしまったようだ(^^;

PENTAX auto 110, PENTAX-110 18mm F2.8, 110Fukkatsu B&W

それでも,スキャンすればこれくらいには救える。
 スキャンには,EPSON GT-9700Fを使っている。GT-9700FにはWindows10用のドライバソフトが用意されていないので,GT-X970のドライバソフトを使って動かしている(2015年12月20日の日記を参照)。GT-9700Fのドライバソフトを使っていたときにはなかった「ホコリ除去」機能があるので,このほうが便利でよい(笑)。

PENTAX auto 110, PENTAX-110 18mm F2.8, 110Fukkatsu B&W

ともあれ,せっかくの「パーフォレーションのある市販フィルム」だから,110ワインダーを装着して使ってみた。しかし,その巻き上げがあまりにヘロヘロなので,すぐに使用を断念。

PENTAX auto110での撮影は楽しいものだが,現像はともかく,プリントやスキャンが面倒である。このあたり,なにかよい方法があれば,もっと活用が進むように思うところだ。


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