撮影日記


2015年12月24日(木) 天気:霧のち晴のち曇のち雨

霧の朝はモノクロで撮ろう

広島市内では,毎年12月半ばくらいまでには1回くらい,雪の降る日がある(2014年12月17日の日記を参照)。しかしながら今年の広島市内ではまだ,はっきりと雪が降った日がない。広島地方気象台が発表した「寒候期予報(平成27年9月25日発表)の解説」(*1)によれば,この冬(12月〜2月)は「冬型の気圧配置は長続きせず、北からの寒気の影響は小さい見込みです。このため、気温は高いでしょう。」「低気圧や前線の影響を受けやすく、山陽の降水量は多い見込みです。」とのことである。一言で言えば,暖冬多雨の傾向が,予報されていたのである。
 たしかに,12月にはいってからようやく,寒くなったと感じるようになった。「今年は暖冬だよ」と言われれば,「なるほど,そうか」と,納得してしまいそうである。
 昨日は,午後からずっと雨が降っていた。未明ごろから晴れてきたようだが,あわせて気温がぐっと下がってきた。
 そうすると,朝には見事な霧が発生するのである。

Canon AV-1, New FD 50mm F2, ACROS

カメラに装填したまま撮り切っていないモノクロフィルムを使い切ってしまおうと,Canon AV-1を持ち出した。とくに意識して持ち出したわけではないが,今日の風景にはモノクロフィルムが似合っている。霧の風景は,逆光でオーバー気味に撮影すると,雰囲気がよく出ると思う。
 残念なことに,霧はやがて晴れてくる。朝には深い霧が見られたものの,お昼休みにはみごとにすっきりした青空が広がっている。日差しは明瞭で風も弱く,「寒い」という感じを受けることがない。まさに,穏やかなお昼休みだ。

Canon AV-1, New FD 50mm F2, ACROS

だが,午後には空一面が曇ってきて,青空が見えなくなってしまった。そして,夜には雨が降った。まさに,「暖冬多雨」な日々が続いている,ということを強く実感させられた1日である。

*1 寒候期予報(平成27年9月25日発表)の解説 (広島地方気象台)
http://www.jma.go.jp/jp/longfcst/pdf/pdf6/765.pdf


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