撮影日記


2015年10月17日(土) 天気:晴

よく晴れた日に大町駅で227系を撮る
今日は本気でマミヤプレス(でも現像はずっと先)

可部線にも新型車両227系が運転されるようになって,2週間となる。227系が運転されるのはお昼前後の時間帯であるため(2015年10月3日の日記を参照),平日は仕事があるのでその姿を撮りに行けない。また,お昼休みの時間帯に近くを通過してくれれば都合よいのだが,わずかに都合よい時間帯からずれている。そのうちもっと増備されて,227系のほうが「あたりまえ」な風景になるだろうから,あわてて撮る必要もないのだが,それでも風景がかわるのだからそろそろ撮りはじめたい。227系を撮るついでに,現在の車両が走る風景を撮っておくことも必要だろう。「○○系が全廃になる」ということがはっきりしてからあわてて撮りに行くような,みっともないことはしたくない。
 ということで,休日は貴重な撮影のチャンスである。
 安川新開踏切の手前からは,大町駅を見通すことができる。

大町駅では,可部線とアストラムラインとの乗り換えができるようになっている。したがってタイミングがよいと,可部線の列車とアストラムラインの列車とを同時に写すことができる(2013年5月18日の日記を参照)。

ZENZA BRONICA ETRS, ZENZANON 75mm F2.8, REALA (2008年5月17日撮影)

安川新開踏切から大町駅を向いて撮影する場合,午後になるとほぼ逆光となる。ふつうにきれいに撮りたいならば,できるだけ朝早いほうが都合がよい。だが227系が大町駅を発車するのは,10:08発の可部行きから14:43発の広島行きまでである。もっと早い時刻に撮りたいところだが,大町駅を10:08に発車する可部行きの列車を狙うしかない。それでも薄曇りの空模様なら,全体に光が回りこんで光の向きもあまり気にならなくなりそうなものだが,今日は日差しも強く,見事な青空が広がっている。こういう日は,フィルムで撮りたいものだ。ただし,ディジタルカメラも併用する。

10:08発の可部行きが来る前に,10:03発の広島行きが2両編成で通って行った。この手前側の車両は,昭和40年製造である。いま広島周辺で使われているJRの車両のうち,もっとも古いものの1つのようだ。227系が増備されていけば,まずこういう車両から引退していくことになるのだろうか。

FUJI FinePix S2Pro, AF-S VR Zoom-NIKKOR 24-120mm F3.5-5.6G IF-ED

これを見るとよくわかるが,車両の側面にはよく日光があたっているが,正面は影になっている。写真撮影においては「逆光は勝利」という名言がよく知られているが,こういう半逆光気味という中途半端は,やはりよろしくない。

さて,いよいよ10:08発の可部行きがやってくる。うまい具合にちょうど,アストラムラインの車両もやってきた。

FUJI FinePix S2Pro, AF-S VR Zoom-NIKKOR 24-120mm F3.5-5.6G IF-ED

ここでいったんFinePix S2Proから手をはなし,三脚に据えておいたマミヤプレスのシャッターレリーズを切る!そしてもういちどFinePix S2Proを構える。

FUJI FinePix S2Pro, AF-S VR Zoom-NIKKOR 24-120mm F3.5-5.6G IF-ED

これはさすがに,少し遅かったか。

さて,上の2枚の画像を撮る間に,マミヤプレスで1枚だけ撮影をおこなっているのであるが,そちらはうまく撮れたであろか。気になるところだが,まだフィルムを撮りきっていないこともあり,来月にかけて紅葉の撮影をしてからまとめて現像を依頼しようと思う。
 それにしても,マミヤプレスには,スリック・マスターとセコニック・スタジオデラックスがベストマッチである。時代がディジタルカメラに移り変わっても,プレスにマスター,スタデラの組みあわせは,永遠に不滅である。


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