撮影日記


2015年09月21日(月) 天気:晴

シルバーウィークだから「クラデジ」を使ってみよう
残念!スマートメディアのトラブル発生

9月には,祝日が2回ある。1つは,9月の第3月曜日の「敬老の日」である。もう1つは,9月23日ころにある「秋分の日」である。2002年までは,9月15日が「敬老の日」ということになっていたが,2003年からは9月の第3月曜日に変更されている。「秋分の日」は,地球が秋分点という特定の場所を通過する日ということになっており,9月23日であることが多いが,9月22日や9月24日になることもある。
 今日,9月21日は,9月の第3月曜日である。今年の「敬老の日」になり,休日となる。また,今年の「秋分の日」は,9月23日で,これも休日となる。祝日にはさまれた1日は「国民の休日」になるため,今年はさらに9月22日も休日ということになる。つまり,9月21日から9月23日までの3日間が,休日となる。また,9月21日は月曜日だから,いわゆる「週休2日制」の学校や職場であれば,9月19日の土曜日から,9月23日の水曜日まで,制度上5連休ということになる。これは,春の大型連休にも匹敵する,大型連休である。なお,春の大型連休を構成する祝日は「日付」で決まっているので,毎年,必ず大型連休になるのだが,秋は「敬老の日」も「秋分の日」も「日付」で決まるものではないため,必ずしも大型連休になるとはかぎらない。

春の大型連休は「ゴールデンウィーク」とよばれるが,それに対して秋の大型連休は「シルバーウィーク」とよばれる。「ゴールデンウィーク」ほどの大型連休にはならず,毎年あるともかぎらないので,「金」よりも1ランク落として「銀」ということにしてあるのだろう。さて,「シルバーウィーク」というからには,なにか白っぽいものを写したくなる。そこで思いついたのは,姫路城だ。
 姫路城は,「白鷺城」ともよばれる。名前の由来はいろいろあるようだが,壁面が白い漆喰で塗られて「まっ白」であることも,その由来の1つとされている。とくにいまは,2015年3月までおこなわれていた「平成の大修理」が完成したばかりであり,いつも以上に「まっ白」な姿を楽しむことができる。
 JR姫路駅を降りると,正面に姫路城の姿を眺めることができる。

OLYMPUS C-1400L, OLYMPUS LENS AF ZOOM 9.2-28mm F2.8-3.9

姫路駅から姫路城までは少々距離があるものの,道路沿いにはさまざまなオブジェもあり,姫路城もずっと眺めていられる。とくに急がないなら,あちらこちら撮りながら,ぶらぶら歩いて行けばよい。この道に並行して商店街もあるので,そちらを通るのもよいだろう。

OLYMPUS C-1400L, OLYMPUS LENS AF ZOOM 9.2-28mm F2.8-3.9

平成の大修理を終えたばかりということで,世界遺産でもある姫路城には観光客の注目も集まっているようだ。また,なんといっても「シルバーウィーク」という連休のまんなかの日であり,前後にわたって晴れた日も続いている。こんなとき,こんな場所に,人が多く集まらないはずはない。姫路城周辺は,予想通りの混雑を示している。姫路城に着いたのはお昼すぎだが,天守閣へ登る列は「2時間30分待ち」とのことだ。今日は,姫路城へ入ることが目的ではなく,姫路城を撮ることが目的なのだから,これだけ列が長いなら,並ぶのはやめておく。電車は「撮るなら乗れない,乗るなら撮れない」が,お城も「撮るなら登れない,登るなら撮れない」ということだ。

OLYMPUS C-1400L, OLYMPUS LENS AF ZOOM 9.2-28mm F2.8-3.9

姫路城の周囲を撮っている間にも,天守閣へ登る列は長くなっていたようだ。やがて,「天守閣へ登るための整理券はあとわずかです」というアナウンスが聞こえてくるようになる。やがて,「整理券はなくなりました」という案内にかわっていた。時計を見ると,14時30分ころである。

OLYMPUS C-1400L, OLYMPUS LENS AF ZOOM 9.2-28mm F2.8-3.9

このころにはいつのまにか,雲が多くなり空が白っぽくなってきた。もう,白くそびえる姫路城はあまりきれいに撮れそうに思えなくなったので,さいごに,のんびりていたネコを撮って帰ることにした。

OLYMPUS C-1400L, OLYMPUS LENS AF ZOOM 9.2-28mm F2.8-3.9

さて,以上の画像はすべて,OLYMPUS C-1400Lで撮影したものである。
 先にも書いたが,今日は「敬老の日」である。高齢者のことを「シルバー」と表現することが多いが,この秋の大型連休を「シルバーウィーク」とよぶのは,単に「ゴールデンウィーク」と対比しているだけではなく,「敬老の日」が含まれていることも意識されているのだろう。
 そこでこの「シルバーウィーク」に,古いディジタルカメラ「クラデジ」を使ってみることにしたのである。ただし,私が考えた定義では,OLYMPUS C-1400Lは「クラデジ」ではない(2015年9月10日の日記を参照)。OLYMPUS C-1400Lは「予備」というか「抑え」のために使ったのであり,今日の主役はFUJIFILM CLIP-IT DS-10sだった。

もちろん,FUJI DS-10sでも相当の枚数を撮影した。しかし,DS-10sからスマートメディアを取り出し,パソコンにつないだメモリカードリーダで画像データを読み出そうとしたのだが,「フォーマットされていません」というエラーメッセージが出るのみである。これがあるから,スマートメディアを使うのは不安になるのである。幸い,OLYMPUS C-1400Lのほうで使ったスマートメディアからは無事に画像データが読み出せたので,せっかく姫路城へ行きながらなにも撮れませんでした,という悲しい結果にはならずに済んだ。
 OLYMPUS C-1400LではHQモードで撮影したので,8MBのスマートメディアで32枚の撮影ができた。しかしそれだけ撮影すると,フルに充電したはずの単3型Ni-MH充電式電池でも,バッテリ残量の警告が表示されるようになるのである。「クラデジ」を使うネックは,やはり電池とデータ転送にあるようだ。

ともあれ「敬老の日」あるいは「シルバーウィーク」を,「クラデジの日」あるいは「クラデジ週間」として,来年以降も楽しんでみるのもいいかもしれない。


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