撮影日記


2011年11月20日(日) 天気:晴

二眼レフを楽しもう
そして,やっぱりこれが基本だ「逆光は勝利」

昨日も,雨だった。先週末こそ雨が降らなかったが,なぜか週末ごとの雨である。だから,今日はもう,撮影に出かける予定を立てていなかった。まったくの油断である。午後には,強烈に晴れてきたのであった。
 もう今からでは,紅葉の撮影に行くのは遅い。だから,気分を変えて,カメラをもってお散歩する。それでもなお「紅葉を撮りたい」と思うことがないように,カラーフィルムは使わない。今日のお散歩のおともは,NEOPAN 100 ACROSを装填した,ROLLEIFLEXである。
 なぜ,ROLLEIFLEXにしたのか?先日の日記,「いまさらだが,二眼レフのススメ」に自分がひっかかったわけではない。ROLLEIFLEXに,NEOPAN 100 ACROSが入っていて,使いかけのままだったからというのが,最大の理由である。

今日は,ふだんはあまり通らない川沿いを通ってみた。
 すでに,太陽はすっかり傾いている。そこでふと,水飲み場を発見する。そして,これを撮りたくなるのである。

ROLLEIFLEX automat, Tessar 7.5cm F3.5, NEOPAN 100 ACROS, ILFORD MG4 (G3 filter)

単に撮るだけではない。このように,見上げるように撮らなければ,やはり物足りないのだ。

ROLLEIFLEX automat, Tessar 7.5cm F3.5, NEOPAN 100 ACROS, ILFORD MG4 (G3 filter)

太陽の位置も,具合がよい。ここで,写真に関する有名な(笑)格言を思い出す。
 「逆光は勝利」
いや,自己満足に過ぎないが,光の具合は最高だ。

ROLLEIFLEX automat, Tessar 7.5cm F3.5, NEOPAN 100 ACROS, ILFORD MG4 (G3 filter)

短時間ではあるが,気分的に充実したお散歩写真となったのであった。
 気分がよかったのは,なによりも光線の具合がよかったことに尽きる。さらには,こういう撮りかたをするときには,二眼レフカメラというスタイルが好都合であるということも,いえるだろう。
 どのように好都合かといえば,まず,離れた場所からピントグラスを眺められるということだ。一眼レフカメラのようにピントグラスに目を近づけて覗くようなスタイルでは,噴き出す水と太陽との位置関係を調整するときに,太陽の光がまぶしすぎるのである。場合によっては,目を激しく痛めるかもしれない。ピントグラスを十分に離しておけば,そういう影響も小さくなるだろう(それでも,太陽をまともにみつめないようにしたい)。また,比較的ローアングルにしての撮影がおこないやすい。要は,ウエストレベルファインダーであることが好都合なのであるが,二眼レフカメラの場合,ピントグラスが十分に広いのである。その大きさの割には,小型で軽量なのだから,やはり使い勝手がよいのだ。
 とにもかくにも,二眼レフカメラでの撮影は,楽しいものなのである。写真を趣味としながら,この楽しさを体験していないとすれば,それはじつにもったいないことである。


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