撮影日記


2010年10月05日(火) 天気:晴

遅れて咲いたヒガンバナ

今年の夏は,例年にない猛暑だった。
 ただ暑かっただけではない。5月になってもまだ肌寒いことがあり,6月はじめごろまではあまり暑くならなかったものである。それが一転して猛暑。8月後半からの残暑も,厳しい暑さが続いた。ところが,お彼岸をすぎると,一気に肌寒く感じるようになる。今年は,冬から一気に厳しい夏になり,そこから一気に秋が深まったという印象だ。夏の暑さがすさまじかっただけに,なおさらそう感じるのかもしれない。
 夏の暑さが厳しいと,ヒガンバナの開花が遅れるようである。2007年10月4日の日記を読み返してみると,この年の夏も尋常ない暑さだったことと,10月になってからヒガンバナが撮りごろになったことがわかる。

SONY DSC-P10

ほとんどの花が開花しているが,開ききって白っぽくなった花はまだ見られない。いずれも,濃い赤を楽しませてくれている。まさにちょうど,撮りごろなのである。例年,9月20日ころまでに撮りごろを迎えるこの土手だが,夏の暑さが厳しいと10月第1週目に撮りごろを迎えることになるようである。
 さて,今日はお手軽にコンパクトディジタルカメラでの撮影だけで済ますのだが,この種のカメラは実にラフに撮ることができる。AEやAFはもちろん,マクロモードにし,フラッシュはスローシンクロモードにしておけば,まあなんとか写ってしまうわけだ。
 今日のように,ヒガンバナの開花時期を記録するだけならこれで十分だが,このようにして撮っても,ちっともおもしろくないのである。

さて,今年,異変(というと,大げさなのだが)を感じたのは,ヒガンバナだけではない。
 春に球根を植えたグラジオラスが,1つも咲かなかったのである。つぼみすら,出てこなかった。粗悪な球根をつかまされてしまったのか?(笑) いや,今年あたらしく買った球根だけでなく,昨年の球根も同じ状況だから,球根のせいではないだろう。となると,なかなか暑くならなかったことが原因であろうか。
 また,サボテンがいつも以上によく咲いた(2010年6月8日の日記を参照)のは,今年のちょっとおかしな天気のせいだろうか。それとも,去年はあまり咲かなかったからだろうか。
 ともあれ,そろそろ秋植えの球根を植える準備をしなければ。


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