撮影日記


2010年08月08日(日) 天気:はれ

Libretto20の復活

先週は,とにかく暑い1週間だった。ちょうど先月末にエアコンを増設したのだが,実によいタイミングに思えたものである。
 そして,木曜日から金曜日は松江に出張だった。広島はとんでもなく暑い。松江に行けば少しは涼しいかな?という期待は,みごとに裏切られた。木曜日の夜には,夕食後に散歩してみたのだが,夜の10時ころになっても,橋の上を吹く風がまったく涼しくない。そして翌朝は,前日にもましてのよい天気。この2日間,松江は広島以上に暑かったらしい。そういえば,広島にもどる道中,国道に設置された温度計が示す気温は,あちらもこちらも37℃。山の中のほうも,暑かったということだ。

さて,今回の出張には,久しぶりにLibretto 20を用意した。いまだWindows 95を使っているわけだが,メールのチェックや文書の作成くらいには,まだまだ十分に使える。そのコンパクトさという魅力は,いまだに衰えることはない。
 ところが,いざ使おうと思うと,起動しないのである。なんどかリセットを繰り返すが,起動しない。HDDは動いているようだし,メモリも正常なようだ。しかし,起動しないということは,メイン基盤がおかしくなったということだろうか?ああ,長いつきあいだったLibretto 20とも,ついにお別れとなるのであろうか。

いや,待てよ。そうだ,メイン基盤は「もう1枚」残っているはずである。
 私の手もとに,Libretto 20は,都合3台ある。いま使っているLibretto 20は,「3台目」の筐体に「1台目」のメイン基盤を移植したものだ。「1台目」の液晶ディスプレイが使えなくなった後に,HDDを「3台目」に移して使っていたのだが,「3台目」のメイン基盤が使えなくなったので,「1台目」のメイン基盤を「3台目」に移植したのである(2009年6月15日の日記を参照)。
 「2台目」は故障品として譲り受けたもので,部品取りようにずっと保管していたものである。これはやはり液晶ディスプレイが使えなくなっていたので,完全に動作チェックができたわけではないのだが,いちおう起動はしていたように見えたものである。
 さっそく,分解してメイン基盤の移植だ。
 メイン基盤の移植も2回目ともなれば,一度来た道。迷わずさくさくと作業が進む。そしてふたたび組み立てて電源ON。Libretto 20は,無事に起動したのである。

結局,このLibretto 20は,「1台目で使っていたHDD」「2台目のメイン基盤」「3台目の筐体」から構成された,「ニコイチ」ならぬ「サンコイチ」になったわけだ。「ニコイチ」とは,「故障している2つの製品から使える部品を取り出して1つの動作する製品を組み立てる」,すなわち「2個」のものから「1」つのものをつくりだすことをさすことば。「サンコイチ」は,「2個」が「3個」になったということ。
 ただ,これでメイン基盤のストックがなくなったことになる。つぎに重大なトラブルが発生したら,こんどこそLibretto 20とのお別れになるのかもしれない。せっかく,ACアダプタもバッテリもたくさんあるのだから,まだまだずっと活用したいものなのだが。
 最後に,今回も念のために書いておく。パーソナルコンピュータの分解は,自己責任でおこなうこと。この記事を参考にして分解や修理等を試み,その結果,なんらかの損害が生じても,私はいっさい責任を負わない。悪しからず。


← 前のページ もくじ 次のページ →